ショック!M.ジャクソンさんの元ドクターが赤裸々激白
マイケル・ジャクソンさんの追悼式からすでに4日が経つというのに、その遺体はいまだに埋葬されておらず、棺自体もどこに安置されているのか報道陣には一切伏せられている。マイケルさんの死因についても諸検査が終了するのはまだ先であるために、マイケルさん急逝の原因については諸々の憶測が飛び交っており、謎は深まるばかり。
折りしもそのようなときに、生前のマイケルさんの皮膚科主治医であったアーノルド・クライン医師がCNNの「ラリー・キング・ライブ」で独占インタビューに応じ大変な話題となっている。
マイケルさんの健康状態から、死因の要因として取りざたされている処方せん乱用のうわさについてまで赤裸々に語ったクライン医師は、医師としてだけではなくマイケルさんとは友人としても付き合っていたと話しており、亡くなる前日にもマイケルさんはクライン医師のオフィスに立ち寄り、その日は、7月からのロンドン・ツアーを楽しみにしており非常に機嫌が良く、その場に居合わせた患者さんの前でおどけてダンスを踊ってみせたという。
処方せん乱用のうわさについて聞かれたクライン医師は「確かにマイケルは、1990年代後半のHIStoryツアーのときに処方せんを乱用していたようだ。ドイツ・ツアーのときに強力麻酔薬デプリバンを使用したと聞いて、わたしは『マイケル、気でも触れたのか!?』とたしなめたものだ」と話した。
デプリバンという麻酔薬は本来、麻酔科専門医のいる医療施設以外のところでの使用は薬事法で固く禁止されており、誤った使用や連続使用は当然のことながら患者の命取りになると言われている。また、この麻酔薬は体内に吸収されると即座に新陳代謝で分解され、20分以上経過すると体の中にその形跡が残らないという。
クライン医師は、マイケルの借りていた豪邸からデプリバンが見つかったという件について質問されると、「驚いている。だが、もし体内にすぐ排出されてしまうデプリバンをマイケルが使用していたとすれば司法解剖のときにすぐ探知されなくても不思議はない。尿には反応が出るはずだが、司法解剖の場で即座に検知されることは稀だ。だが、外注で特殊ラボに依頼すれば薬物反応として検出することは可能なはずだ」と答えた。
このほかにも、クライン医師はマイケルさんが重度の全身性エリテマトーデスという皮膚の色素が自己の免疫によって破壊され皮膚の色がまだらになってしまう病気にかかっていたと告白し、マイケルさんが白人になりたいがために自分の皮膚を脱色したという世間のうわさを全面的に否定した。
クライン医師のこの告白に対して、患者が故人となっても医師との間にある秘密保持の契約は永久であるはずなのに、「医師としての宣誓を無視した無責任甚だしい行動である」と関係者並びに視聴者の間から非難の声があがっている。
マイケルさんの死因捜査はロサンゼルス市警や地方検察局だけでなく、連邦レベルにまで捜査が広がっており、米国連邦麻薬取り締まり局もマイケルさんの死因調査にかかわっているという国をあげての捜査になっている。
最新情報としては、捜査の参考人としてクライン医師をはじめ、専属医で以前にも名前が挙がっているマーレイ医師、そして新たに名前が挙がったニール・ラトナー麻酔科専門医も含めた5名の医者が事情聴取されていると言われており、アメリカ西海岸時間7月10日午後2時(日本時間同11日午前6時)にはマイケルさんにかかわるすべての医療カルテが検察局に没収されて調査される旨が公表されて、調べはいよいよ佳境を迎えようとしている。