ジェニファー・アニストン、人種問題映画を製作
ジェニファー・アニストンが、いまだアメリカ南部で根強く残る人種差別を題材にした映画をプロデュースすることが明らかになった。
ハリウッド・レポーター紙が伝えたところによると、ジェニファーと映画制作会社スクリーン・ジェムズが手を組んで新作映画『ホラー』(原題)を製作するとのこと。映画は実話を基に、黒人と白人の両親の間に生まれた高校生の男の子が、白人である母親のミシシッピ州の故郷へ戻るが、白人の女の子に恋した彼は人種差別に直面することになるストーリーだ。本作は記者であり、車いすラグビー(ウィルチェアラグビー)を描いたドキュメンタリー映画『マーダーボール』を監督したダナ・アダム・シャピーロが脚本を手掛け、同じ実話を題材にしたドキュメンタリー「プロム・ナイト・イン・ミシシッピ」(原題)がアメリカのケーブルテレビ局HBOで放送される予定で注目を集めている。ジェニファーがプロデューサーとして映画に関わるのは本作で4作品目になるが、これまで通りジェニファーが主演も務めるかは不明だ。
1863年にエイブラハム・リンカーンが奴隷解放宣言を発布してから150年近くが経過し、差別撤廃や平等な人権を求める動きはあったものの現在でもアメリカでは人種差別が根強く残っている。ジェニファーがプロデューサーとしてかかわることで、人種問題に無関心な若い世代へアプローチするきっかけとなることだろう。