上戸彩、映画版『ATOM』アトムの声優に決定!テンマ博士は役所広司に!
手塚治虫氏原作の不朽の名作「鉄腕アトム」を、CGアニメ化した映画『ATOM』の日本語吹き替え版声優が決定し、上戸彩がアトムの声を務めることがわかった。テンマ博士の声は役所広司が務める。
「鉄腕アトム」は日本初のテレビアニメとして1963年に放映された金字塔的作品。手塚治虫氏生誕80年の今年、香港とロサンゼルスにスタジオを持つアニメーション製作会社イマジ・スタジオが、手塚プロダクションと手を組みフルCGアニメの『ATOM』として現代によみがえらせた。
国内で今までアトムの声優を務めてきたのは清水マリ(代役で、一時田上和枝が担当)、津村まことで、上戸はこのたび3人目となる。この大役に上戸が抜てきされた理由について配給元の角川エンタテインメントでは、演技力があり、日本を代表する元気なキャラクターに合う役者として、国民的アイドルである上戸が選ばれたことを明かした。
アトムの声優に抜てきされたことについて上戸は、「アトムの声優ができて、すごくうれしいです。たくさんの方に愛されているアトムのイメージを壊さないように頑張ります! 今回の映画『ATOM』は優しくて力持ちなアトムだけではなく、ちょっと切ない部分や、深いメッセージがこめられているのでぜひたくさんの方に観てほしいです」とアトムの声優を務めることへの喜びをコメントした。
また、死んだ息子をロボットのアトムとして生き返らせ、子どもへの本当の愛を知る父親、テンマ博士の声を務める役所は、「子どものころ、テレビで『鉄腕アトム』を観ていましたし、初めて描いたマンガもアトムでした。この映画に描かれている血のつながりや人種など関係なく相手を思いやる気持ちがあれば親子にも友人にもなれるという部分に魅力を感じました」と「鉄腕アトム」のリアルタイムでのファンだったことも明かした。
本作の宣伝プロデューサーを務める手塚治虫氏の息子、手塚眞氏もこのキャスティングに大変満足しており、「若い世代の人々がこの映画を観て、次の世代に手塚の思いを伝え続けられればと思います」と期待を込めたコメントを寄せている。
海外版は、映画『チャーリーとチョコレート工場』の天才子役、フレディ・ハイモアがアトムを、テンマ博士には自他共に「鉄腕アトム」の大ファンであるニコラス・ケイジが務める。
映画『ATOM』は、最新型のロボットであるアトムの能力、そして究極のクリーンエネルギー、ブルー・コアをめぐり、彼を狙う者たちが現れ始め、アトムは望まない戦いに巻き込まれていく。自分の力を戦いに使いたくないアトムであったが、ブルー・コア開発時に誕生してしまった副産物である究極の負のエネルギー、“レッド・コア”を搭載した最強のロボットがアトムを狙いだし、ついに戦うことを決意する。
映画『ATOM』は10月10日より全国公開