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伝説のカルト映画『鉄男』20年ぶりに復活!塚本晋也監督がコミック・コンで製作発表会見

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熱狂的なファンたちと一緒に弾ける塚本監督!貴重なショットです!!
熱狂的なファンたちと一緒に弾ける塚本監督!貴重なショットです!!

 アメリカ・サンディエゴで行われている、世界最大のコミック&ポップカルチャーの祭典「コミック・コン2009」会場にて、映画監督の塚本晋也が、自身の代表作である映画『鉄男 TETSUO』をリメイクした映画『TETSUO THE BULLET MAN』の全世界同時製作発表会見を行った。

 『鉄男 TETSUO』は田口トモロヲ主演で、20年前に塚本監督が世に送り出した、全世界に熱狂的なファンを持つ伝説的なカルトムービー。新しく生まれ変わった『TETSUO THE BULLET MAN』の誕生は、オリジナルから約20年ぶりとなる。世界初となる本作のフッテージ上映を心待ちにした200名近くものファンが会見前に行列を作り、満席となった会見はファンやマスコミの熱気でいっぱいになった。  

 満員のファンに迎えられた塚本監督は、「やっともう少しで完成というところまできました。今回その最初のお披露目が、このアメリカのにぎやかなコミコンで上映できることを非常にうれしく思います」とジェームズ・キャメロン宮崎駿ジョージ・ルーカスなど多くのクリエーターが集うコミコンでの初上映の喜びを語った。

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 また、製作から、監督、脚本、撮影、編集、美術、照明と、映画製作にかかわるすべてを自身で担うという塚本監督オリジナルのスタイルも健在。「わたしは非常に偏屈で、思い込みが強い監督なので、今回も伝統的な自分のスタイルで、思ったような映画ができました」とすべてを自分の手で作り上げたクリエーターとしての満足感をうかがわせた。

 塚本監督は最後に、本作を「わたしが子どものころから親しんできた大好きなハリウッド映画の、ある種典型的なストーリーテリングの形を借りながら、自身の『鉄男』シリーズにあった毒のようなものを包み込んでいく作品です」と表現。共に会見に臨んだプロデューサーの谷島正之氏も、「新しいTETSUOを、東京から世界中のファンに届けることに本当に興奮しています。この作品は、ソリッド・メタル・サイキック・バトル・アクション・スリラーです。21世紀にたたきつける最新型のTETSUOを楽しみにしてください」と語り、会場は大きな拍手に包まれた。

 映画『TETSUO THE BULLET MAN』は、東京で平凡なサラリーマンとして働くアメリカ人男性が、息子を殺されたことをきっかけに家族の隠された真実を知ってしまい、「決して怒りの感情を持ってはならない」という父の教えを破り、怒りにわれを忘れ、蒸気と黒いオイルを噴出させて剛鉄の男へと変ぼうしていく姿を描いた、塚本監督渾身(こんしん)の最新作。主役のアンソニーを、日本在住のフォトグラファー兼モデルであるエリック・ポジックが演じる。監督自身も『鉄男』シリーズで登場したザ・ガイを20年ぶりに演じている。会見後には、50名以上ものアメリカ人に囲まれてサイン攻めにあうほど人気の塚本監督。日本映画界が生み出した奇才に、いま全世界が注目している。

映画『TETSUO THE BULLET MAN』は2010年、全国公開

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