ジョン・レノンの幼少期を描いた映画がロンドン映画祭でワールド・プレミア!
第53回ロンドン映画祭、10月29日のクロージング映画が『ノーウエア・ボーイ』(原題)に決定した。これがワールド・プレミアとなる本作は、ジョン・レノンの幼少期を描いた作品。
監督は本作がデビューとなるサム・テイラー=ウッド。ドラマチックな写真で知られるイギリスの女性アーティストだ。脚本は映画『コントロール』のマット・グリーンハルシュ。新しい才能が結集した本作はイギリス政府後援の映画助成団体UKフィルム・カウンシルから助成金を得て製作されている。
ジョンをアーロン・ジョンソン、ポール・マッカートニーをトーマス・サングスター、ジョージ・ハリスンを新人のサム・ベルというフレッシュな面々が演じるほか、ミミ叔母さん役をクリスティン・スコット・トーマス、レノンの母ジュリア役をアンヌ=マリー・ダフが務める。ちなみにアンヌ=マリーは、映画『ウォンテッド』主演で一躍知名度を上げたジェームズ・マカヴォイの夫人でもある。イギリスでは演技派として知られるアンヌ=マリー、知名度でも本作で夫に追いつくことになるのかも。
『ノーウエア・ボーイ』(原題)は、イギリスでは12月26日に一般公開予定。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)