ニコラス・ケイジ、3Dアクション映画で主演
今度は劇場で復讐に燃えるニコラス・ケイジがスクリーンから飛び出してくるかもしれない。ハリウッド・レポーター紙のブログ版が伝えたところによると、ニコラスがニューイメージとミレニアム・フィルムズの新作映画『ドライヴ・アングリー』(原題)へ出演するとのこと。映画は臨場感溢れる立体映像のデジタル3D映画として製作され、監督はパトリック・ルシエがあたる。パトリック監督といえば、本作と同じ最新のデジタル3D技術でリメイクされた『ブラッディ・バレンタイン 3D』で成功を収めた監督だ。ストーリーは、娘を殺され、娘の子供を誘拐された父親が抑えられぬ怒りに我を失い車を暴走させるアクション映画となる。『ブラッディ・バレンタイン 3D』では、凶器や飛び散る血しぶきが客席に向かってくる立体映像で好評だったが、本作ではニコラスが運転する車や跳ね飛ばされる人間などが立体映像になると思われる。脚本はパトリック監督とトッド・ファーマーが共同で手掛け、『ゴーストライダー』でニコラスとコンビを組んだマイケル・デ・ルカがプロデュースする。撮影は来年4月からルイジアナ州で行われる予定だ。
8月最後の週の北米映画興行成績で、クエンティン・タランティーノ監督の新作『イングロリアス・バスターズ』を破って1位になったのはホラー映画『ファイナル・デスティネーション』シリーズの最新作『ファイナル・デッドサーキット3D』で、3D新時代を巻き起こそうと考えているハリウッド期待の3D映画である。本作も含めて今後3D映画の製作は増える見込みで、日本の劇場も含めて3Dに対応している次世代デジタル映写方式の導入拡大が期待されるばかりだ。