ジョージ・ルーカス監督登場!金獅子像をジョン・ラセターに授与
第66回ヴェネチア国際映画祭
ディズニー・ピクサー・アニメーション・スタジオのジョン・ラセター氏とスタジオに対して、第66回ヴェネチア国際映画祭が名誉金獅子賞を授与し、現地時間6日、贈呈式が行われた。プレゼンターにはピクサーの母体を作ったジョージ・ルーカス監督が登場し、ラセター氏にメーンの金獅子像を、『レミーのおいしいレストラン』のブラッド・バード、『モンスターズ・インク』のピート・ドクター、『ウォーリー』のアンドリュー・スタントン、『トイ・ストーリー』のリー・アンクリッチの4監督に、ミニ金獅子を手渡した。
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ラセター氏は「わたし一人ではなく、ヴェネチアでは初となるスタジオの皆に対して賞をいただいたことを誇りに思います。今後も私たちのスタジオは、2D、3Dにかかわらず観客の心に触れるアニメーションを作り続けます」と喜びを語った。
この日は贈呈式に合わせて、レッドカーペットにはレゴブロックで作られた『トイ・ストーリー』のウッディやバズが登場し、ピクサーの最新作『カールじいさんと空飛ぶ家』(12月5日公開)の劇中を再現するかのようなカラフルな風船やピクサーグッズを子供たちに無料配布するなど、会場周辺はお祭り騒ぎ。
メーン会場のサラグランデでは、『トイ・ストーリー』のシリーズ1と2の3D版を上映したほか、製作中の『トイ・ストーリー3』(来年公開)と『The Princess and the Frog』の特別映像が上映された。 また現地時間7日には、「ディズニー&ピクサー~」による講演会やパネル・ディスカッションが行われ、映画祭は祝福ムードに包まれている。(取材・文:中山治美)