『20世紀少年<最終章>』がV2達成!早くも興収20億円突破-9月7日版
映画週末興行成績
3部作シリーズの完結編映画『20世紀少年<最終章> ぼくらの旗』が、2週連続で首位の座を堅守。興行収入は早くも20億円を突破した。
第2位には、SMAP草なぎ剛&新垣結衣がW主演した映画『BALLAD 名もなき恋のうた』が初登場。全国331スクリーンで公開され、初日2日間で観客動員17万6,719人、興収2億3,170万4,950円を記録し、同公開規模の邦画作品でヒットの目安となる興収20億円突破に向け、好スタートを切った。大人も泣ける名作として話題を呼んだ人気アニメ「クレヨンしんちゃん」の劇場版シリーズ第10作となる映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』を、映画『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズなどで知られる山崎貴監督が、最新のVFX技術を駆使して実写化。戦国時代を舞台に、小国・春日の姫君、廉姫(新垣)とその家来である武将・井尻又兵衛(草なぎ)の身分違いの恋を、現代からタイムスリップしてきた少年・真一の成長と共に描く時代劇エンターテインメントだ。
続く第3位にも映画『サブウェイ123 激突』が初登場した。1974年の傑作犯罪映画『サブウェイ・パニック』を、映画『エネミー・オブ・アメリカ』などダイナミックな映像に定評のある人気監督トニー・スコットが、4度目のタッグを組んだオスカー俳優デンゼル・ワシントンとジョン・トラヴォルタの2大スターを主演に据えてリメイク。大都市NYに張り巡らされた地下鉄を舞台に、ハイジャック犯(トラヴォルタ)と交渉役(デンゼル)のスリリングな頭脳戦が展開する。デンゼルの9年ぶりの来日PR作戦が、好発進にひと役買った様子。
以降、先週第2位の映画『ナイト ミュージアム2』が第4位、第3位だった映画『ハリー・ポッターと謎のプリンス』が第5位とそれぞれツーランクダウン。第6位は公開5週目を迎えた映画『HACHI 約束の犬』が粘って先週と同じ順位をキープ。約130スクリーンと中規模公開ながら順位をジリジリと上げてきた映画『サマーウォーズ』も、公開6週目を迎えて先週と同じ順位に留まり、人気の広がりを見せている。
次週は、世界的ヒットシリーズの最新作映画『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』、お笑いコンビ、ダウンタウンの松本人志による映画『大日本人』に続く監督第2弾映画『しんぼる』が公開。映画『20世紀少年<最終章>』のV3を阻む作品が現れるか注目だ。(取材・文:斉藤葉子)(ランキングなどは興行通信社調べ)