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『おくりびと』に続け!アカデミー賞最優秀外国語部門の日本代表に『誰も守ってくれない』

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『おくりびと』に続け!
『おくりびと』に続け! - (C) 2009 フジテレビジョン 日本映画衛星放送 東宝

 9日、日本映画製作者連盟が、来年アメリカで行なわれる第82回アカデミー賞最優秀外国語映画部門の日本代表に、映画『誰も守ってくれない』が選出されたことを発表した。

映画『誰も守ってくれない』

 国内25作品の中から選ばれた本作は、今年アカデミー賞外国語映画賞を受賞した映画『おくりびと』と共に、昨年のモントリオール世界映画祭で脚本賞を受賞し話題となった。また、アカデミー賞の前哨戦とも言われる第24回サンタバーバラ国際映画祭にも出品されており、その際「日本の現状や家族というものを鋭く描いた作品」と評され、特にヒロインの志田未来の演技が「アカデミー賞も夢じゃない!」と絶賛されるなど、海外で高く評価された。

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 今回の発表を受け、監督と脚本を務めた君塚良一は「日本が抱えるさまざまな問題を描いたこの映画を、アメリカのたくさんの人に観てもらえることを願っています」とコメントした。最終的なノミネート作品の発表は、2010年2月2日を予定している。そのほかの国からは、第62回カンヌ国際映画祭でパルムドールに輝いた、オーストリア、フランス、ドイツ、イタリアによる合作映画『ザ・ホワイト・リボン』(原題)、ウォンビン主演の映画『母なる証明』など、海外の映画祭で話題を呼んだ作品が勢ぞろいしている。

 『誰も守ってくれない』は、「踊る大捜査線」シリーズで脚本を手掛けた君塚監督が、10年かけて取材して作り上げた社会派ドラマ。主演の佐藤浩市演じる刑事が、志田演じる事件の加害者の妹をマスコミの過熱報道から守る姿を通し、日本が抱える社会問題を浮き彫りにした。手持ちカメラを使い、擬似ドキュメンタリーを思わせる手法でマスコミとの攻防戦を描くなど、臨場感ある映像も話題を呼んだ。

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