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ハリウッドスターの貫禄!衛星中継で登場した渡辺謙に場内がどよめく!!

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どど~んと、渡辺謙が登場!
どど~んと、渡辺謙が登場!

 17日、有楽町の東京国際フォーラムにて映画『沈まぬ太陽』の完成披露試写会が行われ、若松節朗監督、出演者の三浦友和鈴木京香松雪泰子石坂浩二、そして中継回線を使用して、ロサンゼルスから主演の渡辺謙がスクリーン上に登場した。

映画『沈まぬ太陽』

 ゲストらが舞台に登場すると、その後ろに大きなスクリーンが下りてきた。そこに現在、ハリウッドでレオナルド・ディカプリオとSF映画『インセプション』を撮影中の渡辺と衛星中継がつながっていることが司会者より告げられると、会場内からどよめきが起こった。スクリーンに登場した渡辺は、原作者の山崎豊子に出演を直談判するほどに思い入れが強かった本作だけに、「そちらに行きたかったのですが、こちらの撮影が佳境に入ってしまい、帰国することができなくなりました。本当にごめんなさい」と回線越しに無念さをにじませた。「ただ、文明の利器のおかげで、こうやって同じ時間を共有することができました。遠くからではありますが、こうやって参加できたことをとてもうれしく思います」と話すと、場内からは盛大な拍手が沸き起こった。

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 3時間22分の超大作である本作に思い入れが強いのはスタッフ、キャストも同様だった。若松監督は「昨今、芸能界は男が責任をとらないとか、逃げるとかそういう嫌な事件がたくさんありますが、そういう人にこそこの映画を観てもらいたい」と昨今の不祥事が続く芸能界を嘆きつつも、強い信念と不屈の精神を持つ男の生きざまを描いた映画の魅力を話していた。そして最後に「7月に僕の友人の山田辰夫がガンで亡くなりました。『おれは絶対にこの映画に出るぞ』と半日だけ気力を振り絞って頑張ってくれました。山田辰夫の最後の大芝居をお楽しみください」とあいさつを締めると、日本映画を支えた名優をしのんで、会場はさらに大きな拍手に包まれた。

 本作は、作家、山崎豊子渾身(こんしん)の一作として、長い間映像化を待望されながら、その壮大なスケールのために実写化困難と言われてきた大河小説が原作。イラン、パキスタン、ケニアと世界各国でロケを敢行した壮大なスケールの映像にも注目だ。

映画『沈まぬ太陽』は10月24日より全国東宝系にて公開予定

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