日本人は複雑?南京虐殺事件を描いた中国映画『南京!南京!』が映画祭で最高賞を受賞!
スペインで開催中の第57回サンセバスチャン国際映画祭コンペティション部門の受賞結果が現地時間26日、審査委員長のローラン・カンテ監督から発表された。最優秀作品に贈られるゴールデン・シェル賞を南京虐殺事件を描いた中国映画『南京!南京!』が受賞した。『南京!南京!』はほかに、審査員賞(最優秀監督賞)と、カトリック映画賞(シグニス賞)と、全3冠を獲得した。
受賞結果は次の通り。
【ゴールデン・シェル賞(最優秀作品賞)】
『南京!南京!』陸川監督(中国)
【特別審査員賞】
『レフュージ』フランソワ・オゾン監督(フランス)
【シルバー・シェル賞(最優秀監督に対して)】
ハビエル・レボロ監督『ウーマン・ウィズアウト・ピアノ』(スペイン・フランス合作)
【シルバー・シェル賞(最優秀女優に対して)】
ローラ・デュネアス『ヨ、タンビエン』(スペイン)
【シルバー・シェル賞(最優秀男優に対して)】
パブロ・ピネダ 『ヨ、タンビエン』(スペイン)
【審査員賞(最優秀撮影監督に対して】
曹郁(カオ・ユー)『南京!南京!』(中国)
【審査員賞(最優秀脚本に対して)】
アンドリュー・ボーベル、メリッサ・リーブス、パトリシア・コーネリアス、クリストフ・ツィオルカス 『ブレスド』アナ・コッキノス監督(オーストラリア)
【観客賞】
『プレシャス』リー・ダニエルズ監督(米国)
【批評家連盟賞】
『ザ・ダムド』 イサキ・ラクエスタ監督(スペイン)
(取材・文:中山治美)