ポランスキー逮捕にピーター・フォンダが「わいせつ罪は極刑に」と言及-チューリヒ映画祭
今年で5回目を迎えたチューリヒ映画祭は、ロマン・ポランスキー監督の逮捕により世界中から注目を集めている。
ポランスキー監督の逮捕以降、チューリヒ市内の映画祭会場では、「FREE POLANSKI(ポランスキーを自由に)」というステッカーを首からぶら下げている映画祭関係者や世界の取材陣が多く見られるようになった。
そんな中、現地時間9月30日夜、映画『イージー・ライダー』が特別上映された。本作のプロデューサーでもあり脚本にも携わったピーター・フォンダがバイクに乗って来場し、会場は大いに盛り上がった。ポランスキー監督と同様、アメリカン・ニューシネマ時代を作り上げた人物だけに、レッドカーペットでは、マスコミからポランスキー監督に関するコメントを執拗(しつよう)に求められていた。
フォンダは、ポランスキー監督の個人的なことに関してはノーコメントを通していたが、「犯罪はきちんと罰せられるべきだ。わいせつ罪のような犯罪なら、極刑がしかるべき対応ではないか」と厳しいコメントを述べた。
本編上映後フォンダは、会場の質疑応答にもリラックスムードで応じ、『イージー・ライダー』の撮影で使用したバイクが、実はロサンゼルス警察から譲り受けたものだったことなどの秘話を明かしてくれた。チューリヒ映画祭は10月4日まで開催中。(取材・文:みゆ)