フェイスブックで自殺予告…遺体で見つかった英人気コメディアンの同性離婚相手
イギリスの人気コメディアンであり俳優のマット・ルーカスの元同性愛パートナーで、テレビ・プロデューサーのケビン・マッギーが首吊り自殺した。フェイスブックに載せられた自殺予告とも取れるメッセージを心配した知人が警察に通報、現地時間10月5日朝、スコットランド、エジンバラのマッギー宅に急行した警察が遺体を発見した。
ルーカスとマッギーは2006年12月にイギリスのシビル・パートナー・シップ法により婚姻によるカップルと同等の権利を認められた。エルトン・ジョンなども顔を見せた挙式パーティを行い、カップルとして暮らしたが昨年破局、“セレブ・ゲイ離婚”第1号とも報じられた。マッギーが重度のコカイン中毒に陥っていたことが2人の生活にも影を落としたとされるが、ルーカス自身は破局時の状況について「つらすぎる」として語ることはなかった。最近になって「今はずっといい状況だ。時間が癒してくれるものだね」とも漏らしていた。
死の少し前、マッギーはフェイスブックに「ケビン・マッギーは生きているより死んだ方がましだと思う」と書き込んでいた。亡くなったことを知らなかった知人たちからの「ダークすぎないかい?」といった返信も書き込まれている。
知らせを受けたルーカスは人気コメディ、リトル・ブリテンなどでコンビを組んでいるデヴィッド・ウィリアムズと参加予定だったアワード・セレモニーを欠席したほか、出演中のウエストエンドの舞台「プリック・アップ・ヨア・イアーズ」も代役が発表された。ルーカスが恋人を死に至らしめるシーンもあった同舞台、復帰がいつになるかは未定だ。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)