デヴィ夫人、南田洋子さんとの思い出に言葉を詰まらせる「あこがれだった…」
デヴィ・スカルノ夫人が21日、駐日フランス大使公邸で行われた映画『シャネル&ストラヴィンスキー』レセプションパーティーで行われた囲み取材でくも膜下出血のため、急逝した南田洋子さんの思いを語った。
自身が十代のころ、南田さんはスター女優だったと回顧するデヴィ夫人は「お二人がお若くて仲むつまじいころ、ご自宅でよく食事をごちそうになった」と親交があったことを明かし、「その後は個人的に洋子さんにお会いしたり、お仕事で長門(裕之)さんとご一緒したり」と公私ともに親交は続いていたという。
デヴィ夫人は「やっぱり……」と言葉を詰まらせながら「悲しいですね」と南田さんの突然の悲報に動揺を隠せない様子で「わたくしが日本にいたころ、洋子さんは当時の若い女性のスターでしたから、あこがれを持って見ていた。『十代の性典』という映画がありましたけど、裸になるのが何でもない今とは違って、セーラー服のお嬢さんがスカートをチラチラとするだけで大騒ぎでしたから……」と当時としてはセンセーショナルな役柄に果敢にも挑戦し、新たな女性像を確立した女優南田さんについて語った。
最後に「グレタ・ガルボのように永遠に美しい、若いままの映像だけが流れていたらもっと幸せだったのかなと思う」と神妙な面持ちのデヴィ夫人は「お疲れ様……安らかにお休みください」と改めて南田さんにお悔やみの言葉を述べていた。
映画『シャネル&ストラヴィンスキー』は2010年正月公開予定