ドリームワークスによる実写映画版『攻殻機動隊』は3D!新しい脚本家の参加が決定
昨年4月にドリームワークスが士郎正宗原作のアニメ「攻殻機動隊」の映画化権を獲得し、その動向が注目されていたが新たな動きがあったようだ。
アメリカのエンターテイメント・ウィークリー誌のブログ版など複数のメディアが伝えたところによると、実写映画版『攻殻機動隊』の脚本家としてレータ・カログリディスが参加するとのこと。レータは、2010年日本公開予定のレオナルド・ディカプリオ主演のマーティン・スコセッシ監督映画『シャッター アイランド』で脚本、製作総指揮を担当した人物であり、ほかにオリヴァー・ストーン監督映画『アレキサンダー』にも脚本家として参加している。ジェームズ・キャメロン監督が長い間温めている、木城ゆきと原作の「銃夢(GUNNM/バトル・エンジェル・アリタ)」実写映画化でも脚本家として参加しており、日本アニメの実写映画化2作品に関わっている強力な助っ人といえるだろう。
レータが、これまで脚本を執筆してきたジェイミー・モスの脚本をもとにリライトするのか、それとも新たな脚本を執筆するのか明らかにされていないが、実写映画版『攻殻機動隊』は3D映画として製作される予定であることが明らかにされた。また、現在のところ、実写映画化されるのが士郎正宗の原作漫画であるのか、押井守監督による2本の劇場映画(『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』『イノセンス』)なのか、それともテレビシリーズ(「STAND ALONE COMPLEX」「S.A.C. 2nd GIG」「STAND ALONE COMPLEX Solid State Society」)なのかは明らかにされておらず、世界観の異なるこれら素材のどの部分を実写化するのかファンには気になるところだ。
実写映画版『攻殻機動隊』には、ドリームワークスのスティーヴン・スピルバーグのほか、大ヒット映画『アイアンマン』のアヴィ・アラッド、アリ・アラッド、スティーヴン・ポールも参加しており、世界中のアニメファンが注目している超大作である。3D映画化されるとなると、草薙素子や公安9課の仲間たちがスクリーンから飛び出す派手なSFアクション映画になることが予想され、大いに期待される。