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13歳のときにポランスキー監督のレイプ被害者となった女性が再度起訴取り下げ請求

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身柄拘束中のロマン・ポランスキー監督
身柄拘束中のロマン・ポランスキー監督

 ロマン・ポランスキー監督が1978年に当時13歳だったサマンサ・ゲイマーさんをレイプしたとしてスイス当局に拘束されているが、被害者のサマンサさんは精神的苦痛から訴訟を起こしたくないと考えているそうだ。

 サマンサ・ゲイマーさんの弁護士は、「この事件は彼女の健康に関する問題を引き起こした。マスコミの追跡によって、彼女の仕事が支障をきたすようになり、彼女の雇い主も不快に思っていることが考えられ、実際、彼女が仕事を失う可能性もある」と文書で訴えている。

 また、サマンサさん自身も、「報道記者の車がわたしの家の周りに止まっていて、わたしの家族、隣人を悩ませているの。それはとても不快なことだわ」と語っていて、コンスタントにメディアにさらされる状況から一刻も早く抜け出したい様子だ。

 32年前にポランスキー監督が起こした罪は許すことのできるものではないが、現在45歳となり、3児の母親となったサマンサさんは、ポランスキー監督が刑務所に収監されることを望んでおらず、起訴を取り下げるように申し入れたのもこれが初めてではないのだという。被害者本人も望んでいない裁判は果たして行われるのだろうか。ポランスキー監督を拘束しているスイス当局は、いまだアメリカへの身柄引渡しを認めていない。(BANG Media International)

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