松たか子、まな娘を殺されて復讐を果たす女教師に挑戦!『告白』映画化
松たか子が、2009年本屋大賞を受賞した小説「告白」を原作にした同名映画で、復讐(ふくしゅう)を果たす女教師を演じることがわかった。
「告白」は、湊かなえ原作のミステリー小説。まな娘を殺した教え子に女教師の森口が復讐(ふくしゅう)を果たすというショッキングな内容の本作は、無名の新人のデビュー作でありながら各方面で話題となり、大ベストセラーとなった。さまざまな関係者の告白によって明かされていく事件の真相。目線が変わることで起こるドンデン返し。HIV、いじめ、引きこもりなど、現代的なファクターが強烈なリアリティーと緊張感を生み、衝撃的なラストを迎えていく。
映画『ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~』では、ダメ夫を支えるけなげな妻を演じた松。しかし本作では、これまでの松のイメージを覆すような、復讐を果たす女教師に挑戦する。監督は、映画『下妻物語』『嫌われ松子の一生』などスタイリッシュな映像センスで人気の中島哲也。松演じる森口の後任としてやってきた空気の読めない熱血教師を岡田将生、そして少年B・直樹の母親には木村佳乃がキャスティングされている。またクラスメートの少年少女たちは無名の中学生をオーディションし、1,000人を超える中から37人が選ばれた。
10月24日にクランクインした本作。ショッキングな内容を取り上げながらも、倫理や命の重さを問いかけるミステリー作品を目指すという。原作にほれ込み映画化を熱望した中島監督と、松の新たな挑戦に期待だ。
映画『告白』は2010年6月、全国公開