小栗旬が初監督!『シュアリー・サムデイ』主演は小出恵介!岡村隆史も出演
俳優として人気、実力とも邦画界の若手で頂点に立つ小栗旬の初監督映画『シュアリー・サムデイ』を2010年夏に公開すると配給元の松竹が発表した。
映画『シュアリー・サムデイ』は小栗と高校の仲間たちとのきずなをテーマに、自ら書き上げた1枚のプロットを、当時から目を付けていた若手脚本家の武藤将吾へ持ち込んで実現させた作品だ。
その脚本は当初の小栗のプロットとは異なるものの、武藤将吾のオリジナルストーリーに小栗のプロットの要素が絡み合い化学融合、一つの新たな物語が誕生した。
小栗はその物語を持って、『クローズZERO』シリーズ、『僕の彼女はサイボーグ』『あずみ』シリーズのプロデューサーの山本又一朗へ、「面白い脚本がある」と見せに行くことで映画は実現に向けて動き出す。
山本プロデューサーは即、脚本の面白さに着目し、映画化の実現について熱望したが当の小栗が、初監督をするために充分なスケジュールがなかなか取れず実現への道は遠のく。
逆にすでにスタートしていた『クローズZERO』プロジェクトを担っていたために、小栗は武藤を『クローズZERO』の脚本家として引き込み、小栗主演のシリーズを2本製作していくこととなる。
しかし、小栗としてはその後、『クローズZERO』シリーズ、『花より男子』シリーズ、映画や大河ドラマ、連続ドラマ、舞台など精力的に取り組んでいくものの心の中には常に『シュアリー・サムデイ』は残り続けていた。
それが小栗の構想から4年かかった理由だ。その間、一つ一つのシーンは小栗の中で構図が組み立てられ、カットが割られ、役者の演出が固まっていった。一人一人のキャラクターは小栗が現場で仕事を共にする俳優仲間達に当てはめられ、キャスティングプランが固まっていった。
2008年後半『TAJOMARU』撮影直前、次のプロジェクトを検討していた山本プロデューサーが、小栗のスケジュール、初監督をする心構え、主要キャストのスケジュールなど環境が整ったことを機に、『シュアリー・サムデイ』にゴーサインを出し、このたび実現するに至った。小栗にとって念願がかなったわけだ。
『シュアリー・サムデイ』すでに2009年7月10日。クランクイン。神奈川県の住宅街でのロケ現場には、緊張や不安や喜びが入り交じりつつも、とうとうこの瞬間を迎えられた事にワクワクしていることを隠し切れない小栗監督による「スタート!」の声が響き渡ったということだ。すでに8月10日に撮影は終了している。
出演者は小出恵介のほかに勝地涼、綾野剛、鈴木亮平、ムロツヨシ、岡村隆史、竹中直人 モト冬樹、阿部力、妻夫木聡ら人気、実力とも邦画界を代表する役者が名を連ねる。