2009年期待外れだった映画2位に『ハリー・ポッター』、2010年期待している映画にも『ハリー・ポッター』
9歳から15歳をターゲットとするアメリカの芸能サイトJSYK.comが「2009年期待外れだった映画」と「2010年期待している映画」のオンライン投票を行った。
「2009年期待外れだった映画」の1位に選ばれてしまったのは『フェーム』(原題)というミュージカル映画。1980年に大ヒットし、その後舞台化、ドラマ化された同名映画のリメイク作品で、予告編を見る限りおもしろそうな映画なのだが、映画の批評が投稿できるRotten Tomatoesというサイトでは「未完成としか思えない、『ハイスクール・ミュージカル』世代にアピールしたいというのが見え見え」と酷評されていた。
おもしろい結果となったのが、『ハリー・ポッター』シリーズで、「2009年期待外れだった映画」の2位に第6作の『ハリー・ポッターと謎のプリンス』、「2010年期待している映画」の2位に7作目となる『ハリー・ポッターと死の秘宝』がランクインする結果となった。前作が期待外れでも、次回作に期待を寄せるというのは、『ハリー・ポッター』シリーズの人気の表れだろうか。
「2010年期待している映画」の1位は、『トワイライト』シリーズ3作目となる『エクリプス』(原題)で、その人気ぶりをうかがわせた。また、「2010年期待している映画」の3位はジョニー・デップとティム・バートンが再びタッグを組む『アリス・イン・ワンダーランド』、4位は『アイアンマン2』、5位はユニバーサル・ピクチャーズが製作した3Dアニメ『ディスピカブル・ミー』(原題)だった。
一方、「2009年期待外れだった映画」の3位は「ザ・シンプソンズ」シリーズでいくつかのエピソードの脚本も手掛けたラリー・ドイルの同名小説を映画化した『アイ・ラブ・ユー、ベス・クーパー』(原題)、4位は『トランスフォーマー』、5位は『G.I.ジョー』という結果だった。
来年もこの投票が実施されれば、「期待している映画」の中で「期待外れだった映画」に変わってしまう作品もあるはず。日本での公開が決まっていない作品も含まれている投票結果だが、アメリカのティーン・エイジャーたちが期待を寄せた映画をチェックしてみてはいかがだろうか。