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タランティーノ監督に来日直撃インタビュー!ブラッド・ピット、オファーへの賭け

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クエンティン・タランティーノ監督
クエンティン・タランティーノ監督

 ブラッド・ピットを起用し、自身最高の興行記録を樹立した新作映画『イングロリアス・バスターズ』について、日本でも熱狂的ファンを持つクエンティン・タランティーノ監督に話を聞いた。

映画『イングロリアス・バスターズ』写真ギャラリー

 本作は、第二次大戦下のフランスを舞台にナチスに家族を殺されたショシャナ・ドレフュスと、アルド・レイン中尉率いるナチ狩り特殊部隊によるナチ撲滅大作戦映画。エンツォ・G・カステラッリ監督の同名マカロニアクション映画にインスパイアされた、タランティーノ監督印の一大エンターテインメント作品だ。

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 「あの忙しいブラッドが、このタイミングでスケジュールが空いていたってことがわかった瞬間、成功を確信した」と語るタランティーノ監督。レイン中尉はブラッドがピッタリだと思いついた途端、すぐに行動に移し、偶然にも出演作品を探していたブラッドをゲットすることができたという。しかしブラッドへのオファーはリスクの高い賭けだったようで、「ラッキーなことに彼がイエスと言ってくれたから、(ほかの役者を)考える必要もなかったけど」と胸をなで下ろす。

 デビュー映画『レザボアドッグス』から映画『デス・プルーフ in グラインドハウス』まで、過去のジャンル映画にオマージュをささげながらも、生み出される作品には唯一無二のオリジナリティーがある。「世界中のギャングスター映画からインスパイアされているんだ。日本のヤクザ映画も山ほど観ているし、香港のギャング映画、フランスのギャング映画、イタリアのギャング映画って具合にね」と創作の原動力を明かすタランティーノ監督は「そして大好きな作品のアイデアを、故意にパクッてる!」と笑う。

 本作にはリアルで生々しい、ナチス兵に対するインパクト大の制裁シーンがある。しかし過去の作品同様それら描写がストーリーを邪魔することはない。その理由を尋ねると「僕の作品の場合は、たった一杯のお砂糖が入ってるんだ。そのお砂糖って何かわかる? ユーモアさ!」との答えが。さらに「観れば観るほど、楽しんで観られるようになる。ブラッドも最高だし、ストーリーも一流! ぜひ2回は観て、どんどん出てくる面白さを味わってほしい!」と自信満々にアピールする。

 「日本のファンには本当に感謝している」と終始ハイテンションでインタビューに応じてくれたタランティーノ監督。本作が日本で公開されるのを楽しみに待っているのは、ほかでもないタランティーノ監督自身なのかもしれない。

映画『イングロリアス・バスターズ』はTOHOシネマズ 日劇ほかにて全国公開中

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