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イギリスの海賊ラジオ局を描く『パイレーツ・ロック』のリチャード・カーティス監督を直撃!

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リチャード・カーティス監督
リチャード・カーティス監督 - Photo:Nobuhiro Hosoki

 映画『ラブ・アクチュアリー』のリチャード・カーティス監督が、現在公開中の新作映画『パイレーツ・ロック』について語ってくれた。本作は、イギリス政府がロックを規制する時代に、海の上でなら合法と海賊ラジオ局で奮闘するDJたちの日常を描く。

映画『パイレーツ・ロック』

 リチャード監督自身、1960年代のどんな曲に影響を受けたのだろうか?「ザ・イージー・ビーツの『Friday on My Mind』、ザ・マッコイズの『Hang on Sloopy』だね。これらの曲は、自分の陽気な性格と、物事を楽観的に考える僕の人生を、うまく反映している曲だと思う。撮影前には、脚本に書かれていた曲はわずか15曲だけだったけれど、徐々に選曲し始めて、いつの間にかその数が増えてしまった」と音楽に詳しいことをうかがわせた。

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 これまで映画『ノッティングヒルの恋人』『ブリジット・ジョーンズの日記』などの脚本を手掛けてきたリチャード監督。今回の撮影では、脚本にとらわれない即興の演技を俳優たちにさせたという。「乗船している俳優たち全員が、同じ場所で演技しているわけだから、仮にその中の一人か二人がしゃべっていても、周囲は常にその会話へのリアクションをしなければならない。それを全部脚本に書くわけにはいかないから、ほとんど現場で俳優たちに即興で演技させ、さまざまなリアクションを取ってもらったんだ」と明かす。

 ちなみにリチャード監督は、日本でもブームを呼んだテレビシリーズ「ミスター・ビーン」の脚本家でもある。ビーンを演じたローワン・アトキンソンとも長い付き合いだが、今後、ローワンと共に仕事をする機会はあるのだろうか? 「実は、2日前に会ったばかり(笑)。普段から彼とは話をするよ。現在はある原作の脚色をしていて、その中に出てくる悪役が、ひょっとしたらローワンになるかもね。彼と再び仕事をする可能性があるとだけ言っておこうか!」とファンにとってうれしいコメントをくれた。(取材・文:細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

映画『パイレーツ・ロック』は全国公開中

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