床に寝転んで泣き叫ぶ!? 遅咲きのニューヒロイン・エイミー・アダムスに直撃!
1960年代に活躍した伝説の料理研究家・ジュリア・チャイルドと、彼女の全レシピに1年間で挑んだ現代OLという、二人の実在した女性を描いた映画『ジュリー&ジュリア』に出演したエイミー・アダムスが、作品について語った。
今回エイミーが演じた現代OLジュリー・パウエルは、計画性や実行力に欠けることを自覚している女性。「だからこそ、ジュリーは自分にデッドラインを設け、365日で524のレシピを作ることにした。とても大変なチャレンジだと思う」と語るエイミーは、映画の中でジュリーがとったある行動にいたく共鳴したという。それは、パニックになったジュリーが、床に寝転んで駄々っ子のように泣き叫ぶシーン。エイミーは、「わたしもジュリーのように寝転んで泣き叫ぶことがあるの。たまにやってみると気分がいいのよ!」と意外な事実を告白。ジュリー役にエイミーを起用したノーラ・エフロン監督は、「若い女性の不安定さと感情の爆発を表現できる女優」を求めていたそうだが、まさに駄々っ子のような激しさを秘めたエイミーこそ、ジュリー役にふさわしい女優だったのである。
エイミーは2007年、33歳のときに主演した映画『魔法にかけられて』で大ブレイクするまでは、地道な努力を続けた遅咲きのスター。一方、オスカー女優メリル・ストリープが熱演したジュリア・チャイルドも、50代にしてフランス料理をアメリカの家庭へと広め一躍人気者になった伝説の料理研究家。ジュリアのバイタリティーあふれる活躍ぶりに、「彼女はとてつもなく困難と思えることにも気後れすることなく飛び込んでいく。怖いもの知らずだけど、その勇気はとても大切なことだと思う」とエイミーが自分とジュリアの共通点を見出して共感するのも納得だ。
「ロブスターのテルミドール」「チョコレート・クリームパイ」など、あこがれのジュリアのレシピ通りに料理を作り、その過程をブログにつづることで、あきらめかけていた夢を取り戻していくジュリー。そんなジュリーをキュートに演じたエイミーは、「映画館から帰ったら、料理を作って家族でゆっくり過ごしてほしい。家族だけじゃなくて、友達にもごちそうしてあげてね!」と映画を観る人にメッセージを送った。心とお腹をたまらなく刺激するおいしい映画『ジュリー&ジュリア』を、スクリーンでたっぷりと味わってほしい。
映画『ジュリー&ジュリア』は12月12日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開