「ザ・オフィス」リッキー・ジャーヴェイス、ニセのパスポートで約3,000万円を盗まれた過去を告白
テレビコメディ「ザ・オフィス」のリッキー・ジャーヴェイスが、銀行口座から20万ポンド(約2,960万円)を盗まれたことがあると語った。
詐欺師たちは、「ザ・オフィス」のDVDボックスに印刷されているリッキーの写真を切り取り、ニセの身分証明書を作って金を盗んだという。不審に思った銀行員がリッキーに電話をし、警察に通報してもいいかどうか聞いてきたとのこと。犯人が逮捕された後、リッキーは警察から犯人の手口を聞いて笑いが止まらなかったらしい。
警察官は苦笑しながら、「普通は死んだ人や盗んだパスポートの写真を入れ替えて使うんですが……」とリッキーに犯人たちが使ったパスポートを見せてくれたという。「10分間は二人で大笑いしたよ。やつらは『ザ・オフィス』のデヴィッド・ブレント(リッキー演じるキャラクター)が、うぬぼれ顔で机に座っている第1シーズンのDVDパッケージに印刷された写真を切り抜いて貼っただけだったんだ!」とあまりのレベルの低さにあきれたよう。
犯人は銀行内部の人間からリッキーの口座情報を聞き出し、20万ポンドを引き出して金を使おうとしていたという。事件は何年も前に起きたことらしいが、公にするのは初めてとのこと。犯人たちは2005年に有罪となり、それぞれが2年以上の実刑判決を受けている。(BANG Media International)