「のだめ」「ワンピース」対決を制したのは、『ONE PIECE FILM ワンピースフィルム STRONG WORLD』!!‐12月21日版
映画週末興行成績
「のだめカンタービレ」「ONE PIECE ワンピース」対決が注目の国内ランキングだったが、ぶっちぎりで2週連続首位を獲得したのは、映画『ONE PIECE FILM ワンピースフィルム STRONG WORLD』だった。
映画『ONE PIECE FILM ワンピースフィルム STRONG WORLD』写真ギャラリー
公開から1週間たっても客足が衰えることなく、公開8日間で興収20億円を突破。東映が配給した映画としては公開11日目で20億円超えの映画『相棒-劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン』を超える最速記録で、今後どれだけ成績を伸ばすのかに注目が集まる。
2位には映画『のだめカンタービレ 最終楽章 前編』が初登場。全国409スクリーンでの公開となり、初日2日間の成績は動員31万7,302人、興収3億9,429万1,600円。興収40億円突破も確実視されるようなハイペースな滑り出しだったが、『ONE PIECE FILM ワンピースフィルム STRONG WORLD』が強過ぎた。しかし2010年4月17日には後編公開も控えており、これからどのように巻き返しを図るのか注目である。3位は映画『カールじいさんの空飛ぶ家』、4位は映画『仮面ライダー×仮面ライダー W(ダブル)&ディケイドMOVIE大戦2010』が、そして5位には、公開5週目となる映画『2012』がベスト10圏内に踏みとどまっている。お正月興行の中で、ひと足早い11月21日に公開された本作は、早くも累計興収30億円を突破。ハリウッド映画らしいスケールの大きな物語を大画面で楽しみたいという層に十分にアピールしたようだ。
6位に初登場したのは、大泉洋、堀北真希らが声優として参加したアニメ映画『映画 レイトン教授と永遠の歌姫』。全国311スクリーンの公開で、初日2日間の成績は動員7万9,477人、興収9,318万200円だった。7位は映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』、そして初登場8位は超常現象をテーマにしたミラ・ジョヴォヴィッチ主演の映画『THE 4TH KIND フォース・カインド』、9位はジョニー・デップ主演の映画『パブリック・エネミーズ』と続き、10位には、オオカミの子どもと人間との交流を描く映画『ウルルの森の物語』が初登場となった。圏外11位には、興収44億円を突破し、再上映が決まった映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』がランクインし、さらなる動員が見込まれている。
いよいよ今週末で、本年のすべての劇場公開作品が出そろうことになる。そしてひと足早い23日からは超大作『アバター』が公開。正月興行に向けて、トップ争いはさらにし烈さを増すことになるだろう。(ランキングなどは興行通信社調べ)(取材・文:壬生智裕)