原田知世、10代のとき『時をかける少女』でデビューしてから27年、今も変わらぬ秘訣明かす!
女優であり歌手の原田知世が、ナレーションを務めるアニメ映画『やさいのようせい N.Y.SALAD The Movie 3D』の魅力と、デビュー以来変わらぬ透明感あふれるオーラの秘けつについて語ってくれた。
映画『やさいのようせい N.Y.SALAD The Movie 3D』
『やさいのようせい N.Y.SALAD The Movie 3D』は2007年よりNHK教育テレビで放送されている、天野喜孝原作によるアニメ「やさいのようせい/N.Y.SALAD」の初の劇場版。NYのとあるキッチンを舞台に、人々が寝静まった夜、野菜の妖精たちがさまざまな冒険を繰り広げる様を描く。まるで水彩画のような柔らかなタッチの絵とほのぼのとしたストーリーで、今や子どもから大人まで幅広く支持される人気シリーズに成長している。そして物語にそっと寄り添うような優しい声で、作品の癒やし効果をさらに高めているのが原田のナレーションだ。
本作の魅力について、原田は「それぞれ個性豊かで愛くるしいキャラクターたち。彼らの世界は子どもが友達と遊んだり、けんかしたりしながら成長する過程を思わせ、大人からすると懐かしい気持ちになりますね。それと、余白のある、淡く優しい色彩。今はとてもカラフルなアニメが多いので、とても新鮮に感じますし、その余白が観る側の想像力を書き立ててくれるんですよ」と熱心に語った。さらに今回3Dで映画化された劇場版を観て「ようせいたちの冒険に自分も加わっているかのような感覚になって感動した」そうで、「テレビより時間が延びた分、より深みのある物語になっている。大人でもほろりとさせられますよ!」と仕上がりに太鼓判を押した。
そんな癒やしオーラあふれる本作同様、原田も1983年の『時をかける少女』で瞬く間にスターになってから今日までずっと、ピュアで透明感あるオーラを失わない希有(けう)な存在だ。10代で映画スターとなった当時を「敷いてもらったレールの上をただひたすら走るような、忙し過ぎる状態だった」と振り返り「でも、いつも家族がいろんな面でサポートしてくれて、今も支えられています。だから変わらずにいられるのかも」と今の自分があるのは家族の支えのおかげだと分析。さらに仕事をする上でのポリシーを聞くと「一期一会を大切に、目の前の仕事に丁寧に取り組むこと」と明かしてくれた。そんな風に周囲への感謝を忘れず、順調なキャリアを積んできた原田が「今後もライフワークにしたい大好きな作品」と語る本作は、観る人を現実からふと離し、優しい温もりに包んでくれる魔力を持っている。ぜひ愛らしいようせいたちの世界へ足を踏み入れて、日常から解き放たれる体験をしてみてはいかがだろうか。
映画『やさいのようせい N.Y.SALAD The Movie 3D』は2月13日より全国のワーナー・マイカル・シネマズのデジタル3Dシネマ導入43劇場にて公開