新しい「スパイダーマン」の監督正式決定!『(500)日のサマー』のマーク・ウェブ
大ヒット映画『スパイダーマン』のシリーズを再起動させる、新しい『スパイダーマン』映画の監督が明らかになった。
1月20日(現地時間19日)、『スパイダーマン』を製作してきたソニー・ピクチャーズが、シリーズ4作目にあたる新しい『スパイダーマン』映画の監督として『(500)日のサマー』のマーク・ウェブを起用すると正式に発表した。17日に授賞式が開催された第67回ゴールデン・グローブ賞で、作品賞と主演男優賞(ミュージカル・コメディー部門)にノミネートされた『(500)日のサマー』は、アメリカでは限定公開からスタートして口コミで人気が広がり大ヒットした映画で、ティーンを中心に支持されている。同作で長編監督デビューを飾ったのがウェブ監督で、彼はこれまでにグリーン・デイやマイリー・サイラスなど数々のPVを手掛けてきた音楽界出身の新鋭で、そのポップな映像センスにハリウッド中のスタジオが注目していた。一時は、ロバート・ロドリゲス製作の『プレデターズ』(原題)の監督ニムロッド・アーントルの名前が『スパイダーマン』の新監督としてあがっていたが、今一番注目されている若手監督であるウェブ監督が起用されて納得といったところだろう。
新しい『スパイダーマン』映画は、『ゾディアック』の脚本家ジェームズ・ヴァンダービルトの脚本をもとに、高校生のスパイダーマンことピーター・パーカーが主人公のストーリーとなる。ソニー・ピクチャーズ会長のエイミー・パスカルとマット・トルマックは、「私たちは、観客がピーターと同じように、年ごろの男の子の不安な気持ちや無謀な行動、そしてスパイダーマンとしての冒険を体験できるような映像を作れる監督を求めていました。この旅を監督する人物としてマーク・ウェブを選んだことは、完ぺきな選択であったと私たちは信じています」とコメントしている。
『スパイダーマン』の生みの親であるスタン・リーも、「ソニー・ピクチャーズが、キャラクターたちをよく理解している監督を選んだことに興奮しています。シリーズを再起動させ新章をスタートさせるということは、大胆で勇気ある指示であり、マーク(監督)が次に何をしてくるのか楽しみで待ちきれません」とコメントしている。本作は今年末から撮影が開始され、2012年夏の全米公開を予定している。