芸能一家出身の近衛はな、父親の目黒祐樹との「突き飛ばして、貧血…」な激しい共演秘話を告白!
映画『獄(ひとや)に咲く花』で映画初主演を務めた近衛はなが、撮影中に力が入り過ぎて同作で共演した、父親の目黒祐樹を突き飛ばすというハプニングを起こしたことを明かした。
近衛は父親に映画『里見八犬伝』などで知られる名優の目黒を持ち、母親は元女優の江夏夕子、伯父は松方弘樹、さらに父方の祖父は近衛十四郎、祖母は水川八重子、そして母方の曽祖父には市川松蔦(二代目)という芸能一家に生まれた。NHK教育テレビの教育番組の司会者として芸能界デビューし、2009年のNHKドラマスペシャル「白洲次郎」では脚本家デビューも果たしている。そして今回、明治維新の礎となる思想を伝えた偉人・吉田松陰の獄中での淡い純愛を描いた本作で、映画初主演に抜てきされ、さらに同作で父親である目黒と初の親子共演を果たしたことで注目されている。
そんな親子共演のシーンでは、ハプニングが起こったようだ。近衛は、「物語の終盤で、松陰先生を追いかけるために、福川様(父親の目黒)を振り払って走るシーンがあったんです。でも本気になり過ぎて福川様を突き飛ばし、自分も転んで貧血を起こすという失態をしました」と激しい撮影秘話を明かした。父親が相手だったからこそ、演技に力が入ってしまったのかも知れないが、父親としては、近衛が一生懸命熱演する姿に、娘の成長を感じたに違いない。
本作は、古川薫による原作「野山獄相聞抄」を映画化した感動の歴史ロマン。世界最高の指導者であり教育者と評され、「幕末はこの男から始まった」と言われる吉田松陰こと吉田寅次郎の生涯一度の淡い恋物語に焦点を絞った物語だ。今まであまり語られることのなかった吉田(前田倫良)と高須久(近衛)の獄中でのプラトニックな愛が、あまりに切なく、観る者の胸を熱くする。近衛と目黒の貴重な親子共演と共に、知られざる吉田松陰の愛を垣間見ることができる。
映画『獄(ひとや)に咲く花』は2月6日より山口・福岡県先行上映 4月より有楽町スバル座ほかにて全国公開