最近抱擁していますか?何と「毎日抱擁しています」が第1位!
スペインの巨匠ペドロ・アルモドバル監督の最新作映画『抱擁のかけら』には、アカデミー賞女優ペネロペ・クルスの官能的な抱擁シーンが12回も出てくるが、われわれ日本の男女は日ごろから抱擁をしているのか投票を実施してみたところ、意外な結果が出た。(2月4日時点)
抱擁といっても、さまざまなカタチの抱擁がある。恋人との熱い抱擁、友人とのハグ、家族を抱きしめる……。最近の日本人は、抱擁をどれくらいしているのだろうか? 今回実施した投票では、抱擁の頻度を4項目に分けて「あなたは最近、抱擁しましたか?」を調査した。友人でも、家族でも、恋人でも、会えばギュッと抱擁することが習慣化されている欧米人とは違って、あまり抱擁に縁のない日本人。だが、結果は意外にも、「毎日している」が最高得票数を獲得し第1位という結果になった。しかし僅差(きんさ)で「ずっとごぶさた」が第2位にランクインし、結果をほぼ二分した。第3位が「週に1~2回」、そして最も投票数が少なかったのが「月に1~2回」という結果になった。毎日抱擁をして、愛にあふれた生活を送っている日本人が存在する反面、抱擁をずいぶんしていない愛に飢えた日本人も存在するのが現状のようだ。
そこで、最近抱擁をしていないという人や、抱擁不足の人にもぜひ参考にしてもらいたいのが、映画『抱擁のかけら』だ。本作は、激しい恋に落ちた映画監督マテオと主演女優レナが、レナに執着する権力者のパトロンから逃れるため、逃避行の末に待ち受ける男女の悲劇を描くストーリー。情熱的なヒロインのレナを演じているペネロペは、スクリーンの中でさまざまな抱擁をわたしたちに見せてくれる。支配欲の塊のような権力者との愛のない冷め切った抱擁、愛する恋人と久しぶりに会えたうれしさを爆発させるような抱擁……。実に12回に及ぶ、ペネロペの抱擁シーンを観れば、きっといろいろなタイプの抱擁について学ぶことができるのではないだろうか。情熱的な抱擁は、キスよりも熱く、お互いの温度や、愛を確認するバロメーターになるはず。映画『抱擁のかけら』を観てそんな抱擁を習得すれば、今よりも刺激的な毎日が送れるかも?
映画『抱擁のかけら』は2月6日より新宿ピカデリー、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国公開