イタリアでテレビ局に苦情殺到!『パラノーマル・アクティビティ』CMで子どもがパニック発作
約135万円という低予算で世界興収150億円を稼ぎ出している話題の映画『パラノーマル・アクティビティ』がイタリアで大変な社会問題に発展している。先週末よりイタリアで公開された本作だが、その告知CMを見た子どもたちが恐怖におびえ中にはパニック発作を起こす子どもたちもいたようでテレビ局にクレームが殺到した。
すでに本作のイタリアで興行収入は約4億円を超えており、1館あたりの平均額では世界的に大ヒットしている映画『アバター』を抜くという結果が出ている。その衝撃的な内容から『パラノーマル・アクティビティ』はアメリカ、イギリス、ドイツ、オランダなどでは年齢制限がついており、イタリアでも18歳未満の観覧禁止を求める声が保護者たちから上がっている。イタリアではこの映画が子どもたちに精神的な問題を引き起こすという報告があるらしいが、日本では『パラノーマル・アクティビティ』には視聴年齢制限がないため小学生でも観賞可能。現に“おばけやしき”のスリルを求めて劇場は連日、中高生の姿が目立つという状況だ。
放送事故かと思うようなCMが話題になっているなか、配給元によると、日本ではまだ発作を起こしたなどの報告は入っていないとのことで、日本人はイタリア人よりは心臓が強いのかも。女子高生の叫び声が印象的なCMと同じような絶叫は、劇場でも日々聞こえてきているなどと、もはや現代の怪談ともなっている『パラノーマル・アクティビティ』。そのうち、この映画を観ないと呪われるという都市伝説も出てくる……かもしれない。
映画「パラノーマル・アクティビティ」はシネマサンシャイン池袋ほか全国公開中