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意外にも映画祭でのコンペ初参加のベン・スティラーはキース・リチャーズ似?

第60回ベルリン国際映画祭

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ちょっとシリアスめのベン・スティラー
ちょっとシリアスめのベン・スティラー - Photo:Yukari Yamaguchi

 2月14日、第60回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に選出されている『グリーンバーグ』(原題)の主演ベン・スティラーらが会見を行った。

 本作では、コミカルなシーンもあるものの、コメディ映画のイメージとは一味違ったスティラーが見られる。減量し、髪も少し長めにして、グリーンバーグを演じるスティラーを、キース・リチャーズに似ていると言う記者も。

 スタッフ、キャストが信頼しあうことができたというスティラーは「リス(・アイファンズ)の運転する車に乗るシーンがあるけど、実際には彼は運転しないんだ。だから、ちょっと緊張した顔で乗ってるのは演技じゃない。信頼がなきゃ出来ないよ」と笑わせた。

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 航空会社からコーヒーチェーンまで、ありとあらゆるものに苦情の手紙を書き送るグリーンバーグは、どこか大人になりきれていない40男として描かれる。

 大人になったと思ったのはいつかという質問に「そんな日が来るのを待っているよ」と答えたノア・バームバック監督に対し、スティラーは「僕も、もう2人の子持ちだし、全ては変っていくものだ、同じであり続けるものなんてないと悟ることが、大人になるということじゃないかな」とややシリアスな答え。

 意外なことに、ベルリンに限らず、これまでコンペティションには参加したことがなかったというスティラーだが、初コンペの結果はいかに。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)

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