エルトン・ジョン「キリストはゲイ」との発言に信者激怒
自身が同性愛者であることを公言している歌手のエルトン・ジョンが「神はとてつもないインテリの同性愛者」と米PARADE誌のインタビューで発言し物議を醸している。
同性愛結婚が合法なイギリス、ロンドンにおいてエルトンは映画製作者のデイヴィッド・ファーニッシュと結婚している。エルトンは雑誌のインタビューで「イエスは人間の心の問題を理解した、とてつもないインテリで、同情心を持つ同性愛者だったと思う」と語った。さらにエルトンは「イエスは、張り付けにされても人々を許した。僕は何が人々をそれほどまでに残酷にさせるのかわからないんだ」と自分がキリストと同じ気持ちになれることを語った。
この発言には、ゲイの合法結婚が認められているイギリスや、インターネットユーザーの反発はそれほど大きくないものの、キリスト教信者は激怒しており、特にカトリックは公式な声明で「神を性の異端児扱いするのか」と猛反発している。
ただ、「キリストはゲイ」の発言だけを抜き出すと、論議があらぬ方向に行きそうだがエルトンが言いたかったことはキリストがゲイということではなく、キリストが知的で同情心に満ちているということで神をたたえたかったのではないかともとれる。エルトンは「super-intelligent gay man」と発言しただけで自身がゲイのため言葉のあやという見方もできる。