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映画『ソウ3』のサウンドトラックを手掛けたハイドロヴァイブが日本デビュー

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 映画『ソウ3』で衝撃的な音楽を提供したハイドロヴァイブが、日本の洋楽のレーベル会社スピニングと契約し、3月3日にCD「ナッシング・レフト・トゥー・ルーズ」をリリースすることになった。今回の日本デビューの意気込みを、紅一点でボーカルを務めるヘザー・セント・マリート、ギタリストのマット・ダウザットに聞いてみた。

 まず、『ソウ 3』のサウンドトラックに彼らの楽曲が使われることになった経緯について、「あれは、友人を介して依頼された仕事だったの。現在メタリカのベースをしているロバート・トゥルージロから、『ソウ』シリーズでアマンダ役を演じている女優ショウニー・スミスを紹介されて、彼女と友達になったの。ショウニーは、すごくわたしたちの音楽を気に入ってくれて、ファンになってくれただけでなく、わたしたちの曲が『ソウ』シリーズの作品にパーフェクトだとも言ってくれたの」とアマンダ役のウニー・スミスが彼らと『ソウ3』を結ぶ架け橋だったことを教えてくれた。

 ウニー・スミスはさらに『ソウ2』を監督していたダーレン・リン・バウズマンを彼らに紹介したところダーレンはあっという間に彼らの曲にハマッたらしい。「ダーレンは次回作になる予定の『ソウ3』のコンセプトを教えてくれて、映画のために曲を書いてと言ってくれたの。その曲が、『ナッシング・レフト・トゥー・ルーズ』にも入っている『Killer Inside』になったというわけ」とヘザーがその経緯を教えてくれた。

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 そんなヘザーだが、女性でハードロックのボーカルというと色めがねで見られることが多いという。「女性のボーカルが真剣に評価されるには、男性の2倍の努力をしなければいけないの。もちろん挑戦は受けて立つつもりよ!(笑)わたし自身も、一生懸命頑張って、ちゃんとしたハードロックのボーカルであることを証明したいと思っているの。ただ、普段はバンドのメンバーがしっかり、わたしの面倒を見てくれるから、唯一バンドの中で女性であることは、そんなに気にならないわ」と前向きな考えを教えてくれた。

 一方、ギタリストのマットは、今回のアルバム「ナッシング・レフト・トゥー・ルーズ」について「レーコディングの最中に、『Killer Inside』が『ソウ 3』のサウンドトラックに使われるということを知り、いくつか曲を作ったけど、その後ツアーに回っていろいろな経験を積んだんだよ。ツアーから帰ってきて、再び曲を見直してみて、今の進化したバンドとして、新たにレコーディングする必要があると思ったから、再度レコーディングしたんだよ。だから、今回のアルバムは、上出来だと思っているんだ!」と自信作であることを強調した。

 今回、日本のリリースに来日はできないらしいが、もしいつか来日することができたらヘザーは「日本は文化が豊富な国だと思うわ。だから、いろいろ経験してみたいわね。あまり日本のミュージシャンのことは知らないけれど、X-JapanのYoshikiは、わたしの友達の友達よ。彼は、わたしたちが日本でリリースをすることも知っているわ」と意外な交友関係も教えてくれた。

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 最後に日本のファンに、「世界的に知られているけれど、日本には素晴らしい音楽のファンがいるわ。特に、ロック関連のファンは最高ね。日本の音楽のシーンに関われることに誇りに思っています。近い将来、日本で演奏して、ファンに出会えることを心から願っています。どうも、ありがとう!」とメッセージを寄せた。強い女性ボーカルと、素晴らしい演奏をするギタリストのいるハイドロヴァイブ。今後の活躍が楽しみだ。(取材・文:細木信宏 / Nobuhiro Hosoki)

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