『パイレーツ・オブ・カリビアン4』の悪役はイアン・マクシェーンに
先日、ペネロペ・クルスが出演交渉中であることが明らかになった、大ヒット映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』のシリーズ4作目の悪役が決まりそうだ。
業界紙ハリウッド・レポーターのブログ版が伝えたところによると、『デス・レース』のコーチ役で知られるイギリス人俳優イアン・マクシェーンが、ウォルト・ディズニー・ピクチャーズの話題作『パイレーツ・オブ・カリビアン4:オン・ストレンジャー・タイズ』(原題)への出演交渉中とのこと。出演が決まれば、イアンが演じるのは「黒ひげ」として知られる実在の海賊エドワード・ティーチだ。「黒ひげ」はそのあだ名の通り、恐ろしい顔つきに黒々としたヒゲをたくわえ、あごヒゲの部分には布切れなどが編みこまれていた。エドワード・ティーチという名前も偽名といわれているが、強い印象を残したこの残虐な海賊は、現在に至るまで多くの映画や小説、漫画などの海賊のモデルになったといわれている。
『パイレーツ・オブ・カリビアン4』は、『NINE』のロブ・マーシャル監督がメガホンを取り、引き続きジャック・スパロウ役のジョニー・デップが出演することが決まっている。ヒロインにはペネロペ・クルスが起用される見込みで、シリーズを通してエリザベス役を演じてきたキーラ・ナイトレイと、ウィル役のオーランド・ブルームは降板することが決まっている。シリーズを通して脚本を担当してきたテリー・ロッシオとテッド・エリオットが本作の脚本も執筆し、物語は不老不死の泉を探しに行く展開になる。撮影は今年の夏からハワイで行われる予定で、引き続きジェリー・ブラッカイマーがプロデュースする。全米公開は、2011年5月20日の予定だ。