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山田洋次監督、33年前の名作『幸福の黄色いハンカチ』ロケ地夕張を再訪し感慨もひとしお

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山田洋次と固い握手を交わす「幸福の黄色いハンカチ 想い出広場」管理人濱松フミさん-絵看板の前で
山田洋次と固い握手を交わす「幸福の黄色いハンカチ 想い出広場」管理人濱松フミさん-絵看板の前で

 27日、北海道夕張市で開催されているゆうばり国際ファンタスティック映画祭2010で「幸福の黄色いハンカチ 想い出広場」交流イベントが開催され、山田洋次監督が登場した。

 山田洋次監督の1977年の映画『幸福の黄色いハンカチ』は、夕張が舞台となったロードムービーで、夕張のシンボルともいえる映画である。そして本作のロケ現場跡地を一般公開している「幸福の黄色いハンカチ 想い出広場」はこれまで70万人が訪れており、夕張を代表する観光地となっている。今回、映画祭開催20回目を記念して、特別に書き下ろした本作の絵看板が作成され、除幕式が執り行われることになった。

 映画祭期間中は比較的暖かかった夕張市だったが、この日はうって変わって極寒。参加者も寒さに身体を震えていたが、山田監督が登場すると、会場からは大きな拍手がわき起こった。そして絵看板の前に立った山田監督は「夕張の街を一言で言うならば懐かしいという言葉になりますね。ベルリン映画祭から帰ってきたばかりなんですが、ベルリンよりもこちらの方が寒いです(笑)。でも僕にとっては懐かしい場所。ハンカチ広場がいつまでのこの街のシンボルであり続けて欲しいなと思います」とあいさつ。大きな拍手を受けていた。

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 そしてこの日は、撮影当時から平成18年までこの広場の管理人として見守り続けた濱松フミさんも来場。久々となる山田監督との再会に固い握手を交わしていた。濱松さんはこの日、88歳の誕生日とのことで、山田監督との再会に感激していた様子だった。

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2010は2月25日から3月1日まで北海道・夕張市内で開催(取材・文:壬生智裕)

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