レニー・クラヴィッツ、再び『プレシャス』の監督とコンビを組む
モニークが本年度アカデミー助演女優賞を受賞した映画『プレシャス』で主人公を助ける男性看護士役を好演していたレニー・クラヴィッツが、再びリー・ダニエルズ監督とコンビを組むことが明らかになった。
3月7日(日本時間8日)に開催された第82回アカデミー賞授賞式に出席したレニーは、ダニエルズ監督の次回作『セルマ』(原題)へ出演することをレッドカーペットでインタビューをしていた人気司会者ライアン・シークレストに対して明かした。レニーは、映画の主人公であるマーティン・ルーサー・キング・ジュニアの友人アンドリュー・ヤングを演じる。ヤングは、アフリカ系アメリカ人として初の国連大使を務め、アトランタの市長としても活躍した人物である。映画では、ヤングがキング牧師の右腕として公民権運動に参加していたころが描かれ、1965年にアラバマ州セルマで起きたデモ隊と警察との流血の惨事「血の日曜日事件」や、セルマからモンゴメリーへの3度に渡るデモ行進、人種隔離政策の継続を訴えるアラバマ州知事ジョージ・ウォレスとキング牧師を中心に描かれていく。
映画『セルマ』(原題)には、すでにヒュー・ジャックマンの出演が明らかになっており、ロバート・デ・ニーロが公民権運動に反対したウォレスを演じる予定であることを映画サイトMovelineが確認している。ヒューの役柄は明らかにされていないが、デモ行進に参加し、死ぬまで暴行されたアメリカン・ホワイト・ユニテリアン・ユニヴァーサリストの若き代表ジェームズ・リーブを演じるものとみられる。撮影は5月から開始される予定だ。