井筒監督、沢尻エリカにエール!「捨てる神あれば、拾う神あり」
12日、スペースFS汐留で映画『ヒーローショー』の完成披露試写会が行われ、主演の後藤淳平と福徳秀介(ジャルジャル)、ヒロインを演じるちすん、そして本作が約3年ぶりの新作となる井筒和幸監督が舞台あいさつを行った。
久しぶりの新作完成に、井筒監督は登場するなり、ピースサインを連発するなど終始ご機嫌。後藤から「監督は取材に遅刻した」とバラされると、「いやぁ、飲みすぎて。最近、(生活が)荒れている」と自ら暴露。
井筒監督が吉本興業所属のタレントを主演に起用するのは、島田紳助と故・松本竜助(当時は竜介)さんが主演した映画『ガキ帝国』、ナインティナイン主演の映画『岸和田少年愚連隊』に続いて3回目。当初、周りからは別の吉本芸人を推す声もあったと明かした井筒監督は、「僕だけはこいつら二人だよって、彼ら(ジャルジャル)を推したんだ」と真相をぶっちゃけ。当のジャルジャルは喜びと困惑の入り混じった表情だったが、井筒監督のトークは止まらず「ナイナイ(ナインティナイン)は押し付けられただけ。それとは違う!」とさらなる暴露で、会場を盛り上げた。
なお井筒監督は、自身の映画『パッチギ!』に出演し、来週にも芸能界に復帰する予定の沢尻エリカについて「聞くな、オレに」と少々キレつつも、「(復帰は)良かったやん。全然いいんじゃない? 捨てる神あれば、拾う神あり。それが芸能界でしょ」と井筒流のエールを送っていた。
『ヒーローショー』は一人の女性をめぐって抗争を繰り広げる若者たちの衝動を通して、現代を生きる彼らの葛藤(かっとう)と閉塞感をリアルに描いた青春ストーリー。
映画『ヒーローショー』は5月29日より角川シネマ新宿ほかにて全国公開