ツイッターでのアツい呼びかけで劇場公開決定!大手ワーナー・ブラザースが配給
去年6月に突如として全米チャート1位に現れ、世界27か国でも初登場1位を記録した大ヒットコメディ映画『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』。当初、日本ではヒットしにくいコメディのため公開は未定だったが、ツイッターでのつぶやきがきっかけとなってワーナー・ブラザースという大手配給会社も決まり、この夏の劇場公開が正式に決定した。
映画『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』はゴールデングローブ賞作品賞(コメディ・ミュージカル部門)を受賞するなど英語圏では高い評価を集めていた。だが、ハリウッド・コメディの苦戦ぶりが目立つ日本では劇場公開するか、しないか、の保留状態が続いていた。過去には映画『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン』が同じような状況から映画ファンによる署名運動を経て公開に至っているが、この映画の署名運動は開始より劇場公開が決まるまでに約半年掛かっている。その間に集まった署名の数は2,400。だが『ハングオーバー』は半分の三か月で同数の署名を集めてみせた。その秘密はツイッターだ。
ひとつのつぶやきがほかのつぶやきにつながるツイッターの人口は現在、著名人も含めて延べ1億人を越えており、国内外で日々増加している。今回の署名運動もツイッターからはじまり、多くの著名人が署名運動についてつぶやいたことで爆発的に署名が増加した。ツイッターにはじまり、たくさんのつぶやきが映画ファンの夢である劇場公開につながった本作。小さな声(つぶやき)も、ツイッターであればたくさんの人が集まる可能性を持っているという良い例ではないだろうか。
映画『ハングオーバー 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』は、結婚式を2日後に控えたダグが悪友のフィル、スチュ、義理の弟アランと一路ラスベガスへと向かうところから始まる。目的は独身最後の夜を謳歌すること。高級ホテルのスイートでしこたま酒を浴び、バカ騒ぎする男たち。朝目覚めてみるとダグの姿はなく、代わりにいたのは一頭の虎と謎の赤ん坊だった。しかも、昨日の記憶がいっさいない! 昨晩彼らに何が起きたのか? 記憶をなくした二日酔いの男たちの最低最悪な24時間。彼らは、消えた花ムコを探し出せるのか!?
映画『ハングオーバー 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』は2010年7月3日より、シネセゾンほかにて全国公開