ジャネット・ジャクソン、マイケルさんの死を乗り越えようと大暴れ?監督殴打事件も告白
ジャネット・ジャクソンが、黒人映画界で人気のタイラー・ペリー監督の新作映画『Why Did I Get Married Too』(原題)の記者会見に出席し、「兄(マイケル・ジャクソンさん)が死んだという苦悩を解き放つことができた」と語った。
本作は、4組のカップルが、バハマのリゾート地でバカンスを楽しみながら、近況を語り合おうとする中、突然現われた妊娠中のシェイラ(ジル・スコット)の元夫マイク(リチャード・T・ジョーンズ)が、騒動を起こすというストーリー。ジャネットは、カップルのうちの一人を演じている。
ジャネットは劇中で描かれる結婚観について尋ねられると「わたしは二度結婚して二度とも失敗しているから、人がなぜ結婚するのかなんてわからないわ! それにわたしが答えるのはふさわしくないし、聞かないで(笑)」と早速会場を沸かせた。
また劇中でゴルフクラブを振り回して家中の物を壊してしまう、激しい場面については「あの演技はわたしにとって、ある意味セラピーだったの。兄のマイケルが亡くなってからたまっていた苦悩をすべて吐き出せたと思うから……」とコメント。さらに「力が入りすぎて、止めに入るタイラー監督をクラブでたたいてしまった上に、自分の足にも当たってしまって。撮影中はずっとはれちゃって大変だったわ」と撮影を振り返った。
本作のサントラにも参加しているジャネットは「使用されている曲はジャーメイン・デュプリと書いた曲で、CDも発売しているわ。それにダウンロードもできるようになるの。この映画のキャラクターからインスピレーションがわいて、完成した曲よ」と説明する。タイラー監督の映画は、アメリカで大ヒットしている作品が多いが、日本では未公開扱いとなっている。(取材・文:細木信宏/Nobuhiro Hosoki)