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致死率100%のウイルス感染映画が、リアル過ぎる人間心理を暴き出す!

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あなたがウイルスに侵されたら……
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 致死率100%のウイルスが世界中にまん延し、極限に追い込まれた人間の狂気を鋭く描く映画『フェーズ6』が、そのリアル過ぎる心理描写で話題を集めている。

映画『フェーズ6』写真ギャラリー

 本作は、スペインの新鋭アレックスダビ・パストール兄弟が原案・脚本・監督を務め、治療薬もないウイルスに侵された世界で感染を免れた4人の若者が、生き残るために道徳観を打ち砕かざるを得ない葛藤(かっとう)や行動にスポットを当てたパニック・スリラー。昨年、WHO(世界保健機関)がパンデミック(世界的流行病)を宣言し、警戒水準を最高レベルのフェーズ6に引き上げ、日本でマスクの売り切れが続出した豚インフルエンザの流行が記憶に新しいだけに、極限状態に追い込まれた人間の本性を描き出した本作には人ごととは思えないリアリティーがあふれている。
 
 これまで「感染」をテーマにした作品は、『28日後…』『アイ・アム・レジェンド』といったゾンビ映画やホラーベースの『感染』『バイオハザード』、パニック映画『感染列島』『アウトブレイク』などエンターテインメント性を重視した作品は数多くあるが、パンデミックの恐怖を背景に、英雄も一切存在せず偽善もない本作は、異色のウイルス映画といえる。

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 製作のアンソニー・ブレグマンは、「血が噴き出し、誰かの頭から蛇が出てくるようなたぐいのものではない。人間がそんなことをするのかという不安感なんだ。自分たちが思いもしなかった人間にならざるを得なくなる」と人間ドラマの中から生み出される恐怖について語る。また、ダビ・パストール監督は「原因は疫病だけじゃない。混乱と無法状態の中、物事が制御不能になったとき、人間はときに最悪の行動を取ることがあるんだ」と本当の恐怖は追い込まれたときに明らかになる、人間の中にあるものだと指摘した。

 もし、自分が同じような状況に置かれたら、道徳観を保ち続けることはできるのか。本作でそのシミュレーションをしてみてはいかがだろうか。

映画『フェーズ6』は4月24日よりシネマスクエアとうきゅうほか全国順次公開

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