モンキー・パンチが告白!「永遠の小悪魔」峰不二子のモデルは、ボンド・ガール!?
「ルパン三世」の原作者、モンキー・パンチ氏が、同シリーズの人気キャラクターである峰不二子は、映画「007」シリーズに登場するボンド・ガールたちがモデルになっていると、WOWOWで放送中の特別番組「ジェームズ・ボンドは永遠に」で明かした。
峰不二子といえば、セクシーな大人の色気と、抜群のプロポーションを武器にルパンをはじめ世界中の男たちを誘惑。また、男顔負けの身体能力と行動力、女性なら誰もがあこがれる磨き上げられた知性で、世界をまたに掛ける大活躍を見せる人気キャラクターだ。敵なのか、味方なのか? そのミステリアスな存在感は、「永遠の小悪魔」という言葉がぴったりである。
そんな峰不二子のキャラクター造形に、歴代ボンド・ガールが多大な影響を与えているというのだ。「まず、女性の扱い方が面白いなと。敵側の女性がみんな美人なんだよね。今までああいうことはなかったですよ」とボンド・ガールの斬新さを語るパンチ氏は、どうにか自分の作品にボンド・ガールならぬ、“ルパン三世ガール”を登場させようと頭をひねった。
とはいえ、当時「ルパン三世」は週刊誌での連載で、毎週違うタイプのヒロイン像を生み出すのは至難のワザ。そこでボンド・ガールが持つ魅力を、峰不二子というキャラクターに集約させたのだ。「性格が違っても、コスチュームが違ってもまあ何でもいいやって(笑)。全部、不二子にしちゃえってね」とパンチ氏。あの、つかみどころがない、だからこそ常に追い掛けたくなるヒロイン・峰不二子誕生にはこんな秘話が隠されていたというわけだ。
特別番組「ジェームズ・ボンドは永遠に」ではパンチ氏をはじめ、芸能界随一の「007」ファンとして知られる竹中直人や、「ゴルゴ13」の原作者さいとう・たかを、ミュージシャンのSUGIZOらが大好きな「007」シリーズを語り尽くしている。また、歴代ボンドやボンド・ガールはもちろんのこと、ボンド・カーや男子心をくすぐるガジェット(秘密兵器)、時にボンド以上の存在感を発揮する敵らのベスト・オブ・ベストを決めるアンケート結果に、番組独自の分析を加えたファン必見のプログラムになっている。さらに放送で紹介しきれなかった未公開シーンが、昨日から一週間限定で5月2日までウェブ配信されている。
「ジェームズ・ボンドは永遠に[特別編]」は4月29日 午後4:30よりWOWOWにて放送