世界で熱狂的な支持を集める新旧「鉄男」俳優が登場! 伝説のツーショットに新「鉄男」エリックも大興奮!!
8日、シアターN渋谷で塚本晋也監督全作品上映「塚本晋也大図鑑 SHINYA TSUKAMOTO FILM FESTIVAL 2010」開催記念トークイベントが開催され、新旧「鉄男」となる俳優の田口トモロヲ(旧・鉄男)、エリック・ボジック(新・鉄男)、そして塚本晋也監督が登場した。
塚本晋也監督の代表作『鉄男 TETSUO』『鉄男 II BODY HAMMER』の監督主演コンビを目の当たりにしたエリックは「この二人がいると、物を壊したくなる!!」と叫ぶなど、伝説のツーショットにハイテンション。塚本監督が「普段はおとなしい人なんですけどね」とフォローしていたが、この日のイベントは入場できない人も相次いだほどの超満員で、新旧「鉄男」俳優と監督の登場に、会場の熱気は最高潮に達していた。
しかし当の二人といえば、塚本監督が「この二人が出るとバカな話ばかりするんだよね」と言う通り、非常に肩の力が抜けたリラックストークを展開。全編英語で撮影された新作を観たという田口は「僕(の役「鉄男」)が外人になったのが衝撃でしたね。ぼくは英語をしゃべれないのに、英語をしゃべってる。ジェラシーすら感じますよ。若返ったし、背も伸びた。コンプレックスを克服したのが彼なんです」とエリックを絶賛すると、会場は大盛り上がりとなった。
会場内には、14歳のときに『鉄男 TETSUO』を観て衝撃を受けたという男性客がいた。「チ○チンがドリルになって、女の人を貫いたりするんで、18歳未満は観ちゃいけないんですけどね(笑)。実はうちの子どもが小学2年生なんですけど、すごく恐がりなんですよ」と話を切り出す塚本監督。しかし、先日池尻大橋で行われたアートイベントに子どもを連れて行ったときに、モニターで『鉄男 TETSUO』1~3が流されていて、ふと気づいたらジーッと観ていたことがあったのだそうだ。「あわててストーップと言って止めようとしたけど、ちょうど男性器がドリルになってガーッとやってるシーンで(笑)。何とか平静を装って、どれが面白かった? なんて聞いたら、『ぼくはエリックが出てるやつ。(ほかのは)ちょっとアクションがすごすぎたよ』ってね。チ○コドリルという親子のギリギリな会話(笑)。とんだ洗礼になりましたね」という、とんだ塚本親子のほのぼの(?)話に会場は大爆笑となっていた。
本特集上映では、塚本晋也の監督作を全作品上映するという初の特集上映会。代表作『鉄男 TETSUO』はもちろんのこと、NHK-BSで放送された「にっぽんの名作・とかげ」(出演:りょう)などのレア作品も上映される。
特集上映「塚本晋也大図鑑 SHINYA TSUKAMOTO FILM FESTIVAL 2010」はシアターN渋谷にて公開中
映画『鉄男 THE BULLET MAN』は5月22日よりシネマライズほかにて全国公開