80年代の吸血鬼映画『フライトナイト』のリメイク版にコリン・ファレルが出演
コリン・ファレルとトニ・コレットの2人が、ドリームワークスのリメイク版『フライトナイト』へ出演すると業界紙ハリウッド・リポーターやDeadline Hollywoodなど複数のメディアが伝えた。
1985年の映画『フライトナイト』は、近所に引っ越してきた男が吸血鬼だと知った高校生の孤立無援な戦いを描くホラー映画だ。ヴァンパイア・ホラー映画ながら、コミカルな演出も多く、80年代の傑作ホラー映画として現在もカルト的人気を誇っている。
コリンが演じるのは、オリジナル版でクリス・サランドンが演じた吸血鬼ジェリー役で、妖しい魅力のジェリーをコリンがどのように演じるか楽しみだ。トニの役柄は主人公の母親で、主人公にはアントン・イェルチンがふんする。オリジナル版でロディ・マクドウォールが演じた、主人公を助ける落ちぶれた俳優ヴィンセント役は、現在のところキャスティングされていない。監督は、『ラースと、その彼女』のクレイグ・ギレスピーがあたる。
オリジナル版の『フライトナイト』は、1988年に続編『フライトナイト2/バンパイヤの逆襲』が製作されている。引き続きウィリアム・ラグズデールとロディ・マクドウォールが主演を務めたが、前作の吸血鬼ジェリーの妹が復讐(ふくしゅう)するという安易なプロットのせいで、評価は低いものとなっている。今回のリメイク版『フライトナイト』が、シリーズ化を考えているかは明らかにされていないが、全米で封切られたばかりのリメイク版『エルム街の悪夢』もすでに続編製作が決まっており、ヒットが見込めれば『フライトナイト』もシリーズ化されるのは間違いないだろう。