『セックス・アンド・ザ・シティ2』、中東のアブダビでは上映されない可能性
アメリカで5月28日に公開となる映画『セックス・アンド・ザ・シティ2』が、中東のアラブ首長国連邦(UAE)の連邦首都である都市・アブダビで上映されない可能性が大きくなってきた。
アブダビは、劇中でキャリーたち4人が休暇に出かける都市でもあるが、UAE当局は撮影の段階でもロケーション許可を出さず、キャストやクルーは急きょアブダビのシーンをモロッコで撮影することになった経緯もある。UAEでは映画の検閲によってキスシーンやヌード、汚い言葉などはカットされることが通常で、第1作の映画『セックス・アンド・ザ・シティ』も上映されなかった。アブダビでは現在、映画会社や製作スタジオ市場が高まりを見せている一方で、映画の内容がこの地域の政治を扱っていたり、性的なものが含まれていることに敏感でもある。UAEでワーナーブラザーズ映画の配給を担当する会社「シューティング・スター」社は、UAE当局はまだ上映の決定はしておらず、前作に続き上映されない可能性も出てきた。