菅野美穂、気前の良い高知県知事に感謝! 『パーマネント野ばら』先行舞台あいさつ
15日、映画『パーマネント野ばら』の全国公開に先立ち、映画の舞台となった高知県で先行上映が始まり、主演の菅野美穂、メガホンを取った吉田大八監督が舞台あいさつを行った。
本作は、高知県出身の人気漫画家、西原理恵子の同名漫画の映画化作品。北野武監督の映画『DOLLS ドールズ』以来8年ぶりの映画主演となった菅野が、土佐弁を駆使して切ない恋物語を演じきった。
「こんにちは!」と土佐弁のイントネーションで登場した菅野は、「食べ物もおいしいし、エキストラの方も、映画のためにパンチパーマをあててくださったりと協力的だった」と高知県を大絶賛。「高知県の人は、情熱的で温かい声援もありがたかった」とすっかり高知県に魅せられているようだった。
また西原の印象を聞かれ、「撮影中はお会いできず、作品が完成してからお会いしましたが、気に入って2回も作品を観てくださったと伺い、うれしかった」と話した。吉田監督も、そんな西原の故郷を「西原さんの出身地だから何か強いものがあるはずだと思った。素晴らしい景色ばかりです!」と大絶賛した。
舞台あいさつに駆け付けた高知県知事の尾崎正直氏は、「本当に高知県の自然がたくさん映っていて、ロケ地となった宿毛市栄喜(すくもしさかき)の海がきれいだった。太平洋沿いを見ていただいたそうで、こだわっていただいてうれしい」と高知県を舞台に映画を撮影してくれたことに感謝の意を表した。また、「土佐弁の勢いのある、強いオナゴがたくさん出てくる。そんなオナゴたちが持つ相手を思いやる優しさも描かれていて、映画を観たら、高知県の人がいい人だと伝わると思う。いい映画をありがとうございます!」と高知県の魅力がたくさん詰まった本作に、太鼓判を押した。そんな知事は、高知県限定の映画テレビCMにも気前良く出演してくれたそうで、菅野は「ありがとうございます」と感謝しきりの様子だった。
『パーマネント野ばら』は、菅野演じるなおことその母親(夏木マリ)が経営する、町に一つのパーマ屋さんが舞台。「どんな恋でもないよりましやん」とそこに集まった町の女たちが、お互いさまの小さなうそを交えながら、恋にまつわる悲喜こもごものおしゃべりを展開する。菅野と江口洋介演じる高校教師カシマの恋模様に注目の作品だ。
映画『パーマネント野ばら』は5月22日より新宿ピカデリー、シネセゾン渋谷、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋ほかにて全国公開