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マット・デイモン主演の『グリーン・ゾーン』が3位スタート!! 『アリス』V5で独走は止まらず!!

映画週末興行成績

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V5!! Vはどこまで続くのか?-映画『アリス・イン・ワンダーランド』
V5!! Vはどこまで続くのか?-映画『アリス・イン・ワンダーランド』 - (C) Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.

 9週連続でナンバーワンを記録した映画『アバター』、5週連続ナンバーワンを記録した『映画ドラえもん のび太の人魚大海戦』など、今年に入ってから、同一作品が首位を連覇し、ロングランを記録するケースが増えてきている。現在、快進撃を続ける映画『アリス・イン・ワンダーランド』は5週連続でトップを独走。前週比は84%とその勢いはとどまるところを知らず、動員も600万人突破となった。今後は映画『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』『アイアンマン2』などのライバルが待機しているが、映画『アバター』よりもハイペースな興行を展開している『アリス・イン・ワンダーランド』がどこまで記録を伸ばすのか、注目される。

映画『アリス・イン・ワンダーランド』写真ギャラリー

 2位は『劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル』が同順位をキープ。15日に「トリック 新作スペシャル2」が放送され、視聴率17.4%を記録。16日までの動員数は64万4,000人、興収は8億5,000万円を記録するなど、ヒット街道をばく進中。10周年を迎え、偉大なるマンネリズムを追求した作風が、現在でも幅広く支持を集めていることがうかがえる。続いて初登場3位となったのは、映画『グリーン・ゾーン』。傑作スパイアクション映画『ボーン・スプレマシー』『ボーン・アルティメイタム』に続いて3度目のタッグとなるポール・グリーングラス監督、マット・デイモン主演というコンビを前面に押し出した宣伝が功を奏したもよう。ほかにも、イラク戦争をテーマにした題材、同じ撮影監督による手持ちカメラでの撮影スタイルなど、スマッシュヒットを記録した今年のオスカー獲得映画『ハート・ロッカー』との類似点も多いということから、男性層を中心に注目を集め、幅広い層を集客。2億2,068万円の興収を記録している。

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 4週連続で3位をキープしていた映画『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』だが、今週はついにワンランクダウンとなって4位。しかし、興収は31億3,000万円と30億円を突破。動員も259万人突破と大ヒットとなっている。そして公開5週目を迎えた映画『名探偵コナン 天空の難破船(ロスト・シップ)』がワンランクダウンで5位。続いて初登場6位はジョン・トラヴォルタ主演のサスペンスアクション映画『パリより愛をこめて』。ナレーションの帝王としても知られる俳優の遠藤憲一のCM収録風景が公開され、女優の杉本彩がセクシーに本作をPRしたことが、多くのテレビ、スポーツ紙、ウェブ媒体などに取り上げられた。

 7位は公開4週目となった『劇場版銀魂 新訳紅桜篇』がワンランクダウン。8位は映画『タイタンの戦い』が3ランクダウン。そして9位は公開5週目となる映画『クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁』が2ランクダウンとなったが動員が100万人を突破している。続いて10位は、成海璃子山下リオ桜庭ななみ金子ノブアキら注目の若手俳優陣が集結した映画『書道ガールズ!!-わたしたちの甲子園-』が初登場でベストテン入りを果たした。一方、映画『矢島美容室 THE MOVIE ~夢をつかまネバダ~』は今週11位とベストテン圏外に。公開18日間の興収成績は3億2,455万円という結果になっている。

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 今週末は映画『ボックス!』『パーマネント野ばら』『春との旅』『仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超電王トリロジー/EPISODE RED ゼロのスタートウィンクル』、そして劇場版『ペ・ヨンジュン3D in 東京ドーム 2009』などが公開。この中では特に仲代達矢7年ぶりの主演映画『春との旅』の前評判が高い。中高年層の口コミがうまく広がれば、意外なロングランヒットが期待できるかもしれない。(ランキングなどは興行通信社調べ)(取材・文:壬生智裕)

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