ユアン・マクレガーがジョニー・デップに?テリー・ギリアム監督が明言!
映画『未来世紀ブラジル』『Dr.パルナサスの鏡』などで鬼才を遺憾なく発揮しているテリー・ギリアム監督の長年取り組んでいる映画『ザ・マン・フー・キルド・ドン・キホーテ』(原題)に、ユアン・マクレガーが出演することが明らかになった。
映画『ザ・マン・フー・キルド・ドン・キホーテ』(原題)といえば、映画『ロスト・イン・ラ・マンチャ』でも描かれたように、小説「ドン・キホーテ」に着想を得たギリアム監督が10年以上も映画化を試みている一方でどうしても完成しない映画としても有名。21世紀の広告マンが17世紀のスペインにタイムスリップしてしまい、ドン・キホーテの従者を務めるというのがこれまで明かされているストーリーで、主人公の広告マンはジョニー・デップが演じることになっていた。
今回ギリアム監督が語ったところによると、これまで通りジョニーを起用するつもりだったものの、撮影が映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』の最新作の撮影時期と重なってしまったため、ユアンを起用することに決めたという。元々はジャン・ロシュフォールが演じるはずだったドン・キホーテも、ロバート・デュヴァルが演じることになっており、たび重なるキャスト変更はギリアム監督としても苦肉の決断だ。
だが、ギリアム監督はユアンの才能を大いに買っており、「年を経るごとにすごく良くなっている役者だね。彼が笑うと、みんなとろけてしまう。すごくチャーミングだよ!」と彼が決してジョニーの代役ではないことをアピール。ギリアム監督にとってもファンにとっても、今回の作品はまさに長年の夢。新たなキャストを得て、今度こそ完成にこぎ着けることを期待したい。