22歳にして全米トップのポルノ女優!スティーヴン・ソダーバーグ映画に!禁断の映像解禁
映画『オーシャンズ 11』や『トラフィック』など多くの話題作を世に送り続けるスティーヴン・ソダーバーグ監督が全米ナンバーワンのポルノ女優、サーシャ・グレイとタッグを組んだ映画『ガールフレンド・エクスペリエンス』の日本版予告編が解禁された。
主演を務める22歳のポルノ女優、サーシャはこれまでに180本のポルノ映画に出演しているというだけでなく、人気ブランド、アメリカンアパレルの広告モデルやミュージック・ビデオにも出演している新時代のプリンセス。高級売春婦が登場する本作の脚本を書き終えたソダーバーグ監督が、たまたまサーシャのインタビュー記事に目に留めたことがきっかけで出演が決まった。今回公開された日本版予告編でサーシャはポルノ映画以外で初めてラブシーンに挑戦したが、その場面ではまさにポルノ映画から出てきたかのようなテクニックを披露した。
2009年に全米で公開された本作は、ポルノ女優が主演しているという話題性だけでなく、ソダーバーグ監督ならではの洗練された映像で最高傑作との呼び声も高い。キャストたちにはシーンの説明と登場人物名だけが書かれた脚本が渡され、すべての会話はキャストたちのアドリブ。撮影が2008年の秋に行われたということもあって、話題は当時起きたばかりのリーマンショックや大統領選についてのものが大半を占めるが、そのことが「この映画は、ある時代のマンハッタンのある場所を写真に収めたようなものになった」と言うソダーバーグ監督の手応えにもつながった。
映画『オーシャンズ』シリーズなど大物スターを惜しげもなく使った作品に比べると『ガールフレンド・エクスペリエンス』は原点に戻ったような感覚がするというソダーバーグ監督。「どんな映画製作も楽しいと思えるけれど、小さいプロジェクトの方が面白いことができる可能性がある」と今後も大作映画だけでなく、今回のような実験的な試みにも意欲を見せた。デビューから20年、原点に回帰したソダーバーグ監督からはまだまだ目が離せそうにない。
映画『ガールフレンド・エクスペリエンス』は2010年7月より、シネマライズほか全国公開