成海璃子、カンヌデビュー!豪快な書道パフォーマンスに観光客がわく
第63回カンヌ国際映画祭
現在公開中の映画『書道ガールズ!!-わたしたちの甲子園-』が、第63回カンヌ国際映画祭を開催中のビーチで、主演の成海璃子らが劇中でも披露している豪快な書道パフォーマンスを行い、観光客らを沸かせた。
映画『書道ガールズ!!-わたしたちの甲子園-』写真ギャラリー
本作は、愛媛県立三島高校書道部の生徒たちが、かつては日本一の紙の生産高を誇っていた四国中央市の町おこしに一役買おうと、書道パフォーマンス甲子園を開催した実話を基にした青春物語。同作品は、作品を売買するカンヌのマーケットに参加しており、今回は世界配給のために主演女優自ら一肌脱ぐ形になった。
成海はモデルとなった三島高校書道部の生徒と、ゲストであるインターネットの動画サイトから火が付いたアイドルのベッキー・クルーエルと共に、りりしいハチマキにはかま姿でステージに登場。ポップ・ミュージックにノって踊りながら、四国中央市から空輸した横4メートル×縦6メートルの巨大な紙、「I LOVE CANNES 書道ガールズ参上!」「文化の架け橋 NEO JAPONISM」「大切なもの 信頼できる心からの友だち 心友」の3枚の作品を書き上げると、観客から大拍手が沸き起こった。
しかし、成海は「映画のメンバーがいなくて心細く、観客の反応を見る余裕もありませんでした。何だかアウェイな感じ。練習時間も少なかったので、(出来は)ダメでしたね・・・」と悔しそうな表情。それでも「少しでもたくさんの人に映画を観てもらえたらうれしい。わたしたちが猛練習したことが、お客さんに伝わればいいですね」とカンヌの強い日差しを浴びて汗だくになりながらPRに奮闘していた。
また成海は、思わぬ形でカンヌデビューを果たしたことになるが、「次は(正式出品で)レッドカーペットを歩きたい?」と問われると「う~ん、運が良ければ」と控えめに野望をチラリ。共演者に頼まれたお土産探しをしながら、短いカンヌ滞在を楽しんでいた。(取材・文:中山治美)
映画『書道ガールズ!!-わたしたちの甲子園-』は新宿バルト9ほか全国公開中