テレンス・ハワード、偉大な歌手マーヴィン・ゲイを演じる？

　先日、伝記映画『ウィニー』（原題）でネルソン・マンデラ氏を演じることが明らかになったばかりのテレンス・ハワードが、1984年に44歳の若さで亡くなった、ソウル・R&B歌手のマーヴィン・ゲイを演じるかもしれない。

　ハリウッドニュースサイトDeadline Hollywoodが伝えたところによると、ソニー・ピクチャーズによるマーヴィン・ゲイの伝記映画で、テレンスがゲイ役として出演交渉中とのこと。本作は、『あの頃ペニー・レインと』のキャメロン・クロウ監督が3年半にわたり温めてきた企画で、当初はウィル・スミスがゲイ役の候補にあがっていたが、ウィルが出演を断っていた。

　映画は、ゲイが所属していたモータウンレーベルの設立者であるベリー・ゴーディ・ジュニアが支援しており、本編中にゲイの楽曲を使用できることが保証されている。プロデューサーには、『ジュリー＆ジュリア』や『めぐりあう時間たち』のスコット・ルーディンが決まっている。本作の撮影はすぐに開始されるわけではなく、クロウ監督は本作より先に、ベンジャミン・ミーの自叙伝を映画化する『ウィー・ボート・ア・ズー』（原題）に取り掛かる予定だ。同作は、荒れ果てた動物園を購入し、家業として動物園を運営することにした一家の物語だ。

　ピアノやギターを演奏し、歌手としてアルバムもリリースしているテレンスなら、数多くの名曲を残したゲイ役にぴったりだろう。テレンス自身、デビューアルバム「Shine Through It」で、ゲイは自分に影響を与えた歌手のひとりと語っている。