極秘だったディカプリオ・渡辺謙共演『インセプション』全ぼう、ついに解禁!!
映画『ダークナイト』のクリストファー・ノーランが監督を務め、レオナルド・ディカプリオ、渡辺謙が共演するハリウッドの超大作映画『インセプション』の、今まで厳重に機密保持されてきたストーリーがついに明かされた。また同時に、特別に制作された日本版の予告編も解禁となった。
今まで、本作について明かされていたのは、ディカプリオが「人の頭の中に潜入しアイデアを盗む男」を演じるということくらいだった。今回、ディカプリオ演じるドム・コブは、人が一番無防備になる状態、夢に入っているときに潜在意識の奥底まで潜り込み、他人のアイデアを盗み出すという、危険極まりない犯罪分野において最高の技術を持つスペシャリストであるということが明かされた。
しかしコブは、そのたぐいまれな才能のために、最愛のものを失い、国際指名手配犯になってしまうという。そして本作は、かつての幸せな生活を取り戻すために、他人の潜在意識に入り込み、ある考えを植え付けるというコブにとっては、今までとは逆の、最高難度のミッションに挑戦するというストーリーになっている。
また今回、ハリウッド大作の予告編が日本用に映像まで編集されることなど極めて異例の中、東京から撮影を開始し、渡辺謙も起用したノーラン監督が、特別に日本の観客のために制作した予告編も解禁された。作品の重要なキーとなるディカプリオと渡辺が対峙するシーンなどが盛り込まれた日本版予告編の完成に、渡辺は「いよいよ公開が近づいてきました。3Dとも違う、潜在意識の中に入り込む、新しい映像の幕が上がります。ぜひ劇場でこの予告を目にしてください。きっとこの映画が観たくなるはずです」とコメントしている。
「人の頭の中に侵入する」というノーラン監督がずっと温めてきたアイデアを映画化した本作。「事前情報を与えてくれない作品こそが、観客に最も驚きを提供できる。『インセプション』が何かというベストの説明は、映画を観てもらうことなんだ。そうすると完全に理解できる」と語っていた彼が、満を持して明かしたその全貌(ぜんぼう)。タイトルの『インセプション』は、「始め、開始、発端」を意味するが、この映画の公開「開始」を待ち望む声も高まることだろう。
映画『インセプション』は7月17日から19日までの3日間先行上映の後、7月23日より丸の内ピカデリーほかにて全国公開